Windows版Google ChromeでiCloudパスワード同期機能が利用可能に

Appleが昨日公開したWindows向けiCloudアプリ 「iCloud for Windows 12.0」 において、Windows 10用Google Chromeで、iCloudのパスワード同期機能が利用可能になることがわかった。

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「iCloud for Windows 12.0」 でiCloudのパスワード同期機能がChromeでも使えるように

Appleは現地時間1月27日に、Windows向け最新iCloudアプリ 「iCloud for Windows 12.0」 を公開したが、同アプリを起動すると、同期できるデータの一覧に 「パスワード」 という項目が新たに出現していることが確認できる。

この項目が出現したということは、iCloudのパスワード同期機能 (iCloudキーチェーン) が、ついにWindowsにおいて利用可能になるということになる。

iCloudキーチェーンは、iPhoneやiPad、Macで入力したログイン情報 (ユーザーID、パスワードなど) を保存しておくことで、他デバイスでログインしようとした際にこれらの情報を自動でフィルインしてくれる便利な機能だが、これまでWindowsではiCloudキーチェーンを利用することができず、iPhoneユーザーはWindows用のパスワード同期・管理機能を別途利用する必要があった。

実際に利用できるようになるのは、Windows向けGoogle Chromeのみになるとみられている。Google Chrome向け拡張機能を利用することで、WindowsでもiCloudのパスワード情報を自動入力してくれるようになるようだ。

ただし、今回アップデートされたiCloud for Windowsで、実際にiCloudのパスワード同期機能を利用しようとすると、謎の真っ白なダイアログが表示されるだけで、その先に進むことができない状態だ。

ダイアログの遷移先を見ると、Google Chrome向け拡張機能 「iCloud Passwords」 に飛ばそうとしているようだが、この拡張機能をダウンロードできるページにうまく遷移することができないため、現時点では同機能を利用することができない状態だ。

米メディアMacRumorsはこれはバグである可能性が高いと指摘し、おそらく近い将来に修正されるのではないかと予想している。利用したい人は、Appleの対処を待つといいだろう。

ちなみにWindows版Chromeでは同機能を利用することが可能になるようだが、Mac版のChromeではまだ利用できないようだ。

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