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Huawei Band 4e レビュー | 靴の動きで運動データ取得できるスマートバンド

おうち時間が増えているいま、自宅周辺をとにかく走っている筆者。これまでApple Watchのアクティビティで日々のランニングの成果を計測していた (最近は多忙でサボりがち) が、もっと本格的に計測できるデバイスがファーウェイにはあるということで、ファーウェイ・ジャパンからお借りしてみた。

そのデバイスとは 「Huawei Band 4e」 というスマートバンド。わずか3,000円程度で購入できるのに、なかなか本格的に運動を計測できて面白い。うまく計測できると、もっと運動したくなる不思議。

家から出られる機会が少なくなっているいまだからこそ、ぜひみなさんにも 「Huawei Band 4e」 を紹介したい。

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「Huawei Band 4e」 レビュー

今回ご紹介する 「Huawei Band 4e」 は、腕だけでなく靴にも装着できるスマートバンド。

なぜ靴に装着するのかというと、足の動きを正確にトラッキングできるから。一般的なスマートバンド、スマートウォッチは腕に装着し、その腕の動きから運動をトラッキングするが、靴に装着することでランニングやバスケットボール、サイクリングケイデンスのより詳細なパフォーマンスを計測できるようになる。

もちろん腕に装着して使うことも可能だ。腕につけたときはスマートウォッチのように時間を確認できるほか、万歩計として使ったり、スマートフォンの通知を表示させることもできる。

デザイン・仕様について

上記画像が今回紹介する 「Huawei Band 4e」 だ。

本製品にはこれまでの 「Huawei Band」 シリーズと同じようにシンプルなデザインが採用されていて、どんなシーンでも違和感なく使えるようになっている。

サイズも小さく軽量なので、装着しても邪魔に感じることはほとんどない。また、水深50mまでの圧力に耐えられる高い防水性能を備えているため、手を洗ったり食器洗いをするときにうっかり水をかけてしまったり、雨の中で使っても問題なしだ。

「Huawei Band 4e」 は、Bluetooth経由でスマートフォンとペアリングして使用する。計測データは本体の画面だけでなく、「HUAWEI Health」 アプリでも確認可能だ。

ペアリングはiPhone・Androidのどちらもできるものの、iPhoneはAndroidよりもできることが限られてくるため、Androidデバイスを持っている場合はそちらにペアリングして使いたい。

バッテリー持ちは、公式テスト結果によると通常使用で14日間。筆者も2週間弱使ってみたが、充電なしでずっと使えていたことから、概ね公式どおりと捉えて良いのではないだろうか。

ちなみにバッテリーの充電は付属の専用クレードルを使用して行う。専用クレードルが必要なのは少々面倒ではあるが、2週に1回と考えればそんなに不便ではないかも?

腕に装着してみた

前述したとおり、本製品はバンドを使って腕につけるモードと、バックルを使って靴につけるモードの2種類の使用方法がある。このうち、まずは腕につけるモードについてご紹介する。

歩数を表示しているところ

本製品を腕につけることで、腕時計のように日付・時刻を確認できるほか、歩数・移動距離・消費カロリー・睡眠時間などを計測する活動量計として使うことができる。

腕時計、万歩計、睡眠トラッカーなど複数の機器の機能をこれひとつにまとめられるのは、紛れもないメリットだろう。

画面にはデフォルトの状態で日付・時刻が表示される。歩数や消費カロリーなどの他の情報を確認したいときには、画面下にあるタッチボタンをポチポチと押せば表示の切り替えが可能だ。

バンドには調節用の穴が空けられていて、どんな手首の太さにも柔軟に調節可能。参考として、筆者の手首は比較的細い方だが、4つ目の穴くらいで隙間なくピッタリと固定できた。

ただバンド素材はTPUでちょっと硬めだったので、長時間つけるときはトラッキングができる範囲ですこしゆったりめに装着すると快適だ。

靴に装着してみた

画面部分をバンドから取り外して、付属するシューズバックルに入れれば、靴に装着する 「フットモード」 として利用可能だ。

「Huawei Band 4e」 の注目ポイントである 「フットモード」 は、名前のとおり靴に装着して、足の動きから運動データを取得するモード。ウォーキングやランニング、サイクリング、バスケットボールなどのアクティビティの計測に対応している。

靴への装着は、「Huawei Band 4e」 の本体をバンドから取り外してシューズバックルにはめ込んだ状態で、靴紐を挟むように装着する。上記画像が実際に装着した様子だ。

バックルの装着感はかなりしっかりしていて、ランニング程度では外れてしまうようなことはなかった。

ランニング・サイクリングモード

フットモードにはランニング・サイクリングを計測するモードとバスケットボールを計測するモードの2種類が用意されている。

ランニング・サイクリングモードなら、歩幅や接地時間、ケイデンスなどの記録が可能だ。

バスケットボールモード

バスケットボールモードにすると、垂直ジャンプ高とジャンプ数を基に評価したジャンプ力や、体重と爆発力を基に評価した下肢の強度、ダッシュ力、ムーブスコア、加速スコアなどを計測する。

バスケットボールは利き足でジャンプすることが多いため、基本的に利き足に装着して計測するようにしよう。

ちなみに、「HUAWEI Health」 アプリを使えば、フットモード状態の 「Huawei Band 4e」 と同時に 「HUAWEI WATCH GT 2」 シリーズなどと連携し、2つのデバイスを使って心拍数やルートなどもトラッキングできる。

ただし、2台のデバイスの連携は現時点ではAndroidのみに対応していて、残念ながらiPhoneでは利用できない。同機能を使いたい場合はAndroidデバイスを用意しよう。

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実際に 「フットモード」 で運動を計測してみた

今回、ファーウェイ・ジャパンからは 「Huawei Band 4e」 と 「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」 のふたつをお借りしたので、両方のデバイスを連携して運動をトラッキングしてみた。

残念ながら筆者は自転車を持っていないため、今回は30分のウォーキングのデータを計測することにした。

2つのデバイスを連携させてアクティビティを記録するには、アプリ側から計測をスタートさせる必要がある。「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」 からスタートさせてしまった場合は2台のデバイスを連携できないので、必ずアプリからスタートするようにしよう。

運動中は 「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」 を使って、手元で現在の運動時間などの詳細を確認できる。もし運動を一時的に中断したり、再開したい場合には、スマートフォンの画面もしくは 「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」 の画面から操作が可能だ。

ウォーキング終了後にアプリで詳細を確認すると、消費カロリーや平均ペース、平均速度、1分間の歩数などのデータが計測されていることが確認できた。

「チャート」 の項目では、運動のスタートから終わりまでのペースやケイデンス(1分あたりの歩数)が細かく計測されていて、どの時間帯にどれくらいのペースで歩いたのかが一目瞭然。一定のペースを保って運動したい場合などに重宝しそうだ。

まとめ

「Huawei Band 4e」 は、手首に装着しての歩数計測や睡眠トラッキングはもちろん、靴に装着すればケイデンスなど足の動きからもデータが取得できるスマートバンドだ。

シンプルなデザインで誰でも使いやすい上に、軽量なので日々のアクティビティを計測するデバイスとしてはピッタリ。多機能なスマートバンドを探している方はぜひ購入してみてはどうだろうか。

また、「Huawei Band 4e」 単体での使用はもちろんだが、「HUAWEI WATCH GT 2」 シリーズなどのデバイスと連携して使うことで、より詳細な運動データを取得できる。

様々なデータが視覚化されれば、より効率よく運動しようと頑張る気持ちも湧いてくるはず。もし 「HUAWEI WATCH GT 2」 シリーズなどを持っているなら、ぜひ 「Huawei Band 4e」 の併用をオススメしたい。