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キーボード一体型PC「HP EliteBoard G1a」3月下旬に国内発売。モニターに繋げれば作業できるユニークなPCだ

1月22日、日本HPは報道関係者向け事業説明会を開催し、日本市場で「HP EliteBoard G1a」を発売すると発表した。

本製品は、米ラスベガスで開催された「CES 2026」で発表されていたモデルで、キーボード筐体の中にPC本体を収めた独自のフォームファクターを採用する。ディスプレーを搭載せず、外部モニターと組み合わせて使用することを前提とした、持ち運び可能なデスクトップPCだ。

希望小売価格は43万8,000円(税込)。発売は2026年3月中旬を予定している。

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キーボード一体型PCという新しい選択肢、Copilot+ PC認定も取得

EliteBoard G1aは、キーボード筐体にシステムを内蔵した、HPとして最小・最軽量をうたうデスクトップPCだ。自宅やオフィスなど、あらかじめモニターが設置された環境間を移動するハイブリッドワークを想定し、「持ち運ぶのはキーボードだけ」という割り切った発想で設計されている。

筐体は約12mmの薄型設計で、外観は一般的なキーボードに近い。しかし内部にはCPU、メモリー、ストレージ、無線機能を搭載しており、モニターとマウスを接続すれば、通常のWindows PCとしてそのまま利用できる。Copilot+ PCに準拠しており、AI処理をローカルで実行する次世代PCとして位置付けられている点も特徴だ。

CPUにはAMDのRyzen AI 300シリーズを採用。Ryzen AI 5 330(4コア/8スレッド)と、Ryzen AI 7 PRO 350(8コア/16スレッド)の2構成を用意し、いずれも50TOPSを超えるNPU性能を備える。GPUはCPU内蔵のRadeon 820 GraphicsまたはRadeon 860 Graphicsを搭載し、日常業務からAI機能の活用までを想定した構成となっている。

メインメモリーはDDR5-5600で、16GBまたは32GB構成を選択可能。2基のSODIMMスロットを備え、最大64GBまで拡張できる。ストレージはM.2 PCIe NVMe SSDを採用し、256GBまたは512GBを搭載。M.2 PCIe x4-2280スロットを2基備えており、ストレージの増設にも対応する。

インターフェースはUSB Type-Cに集約されており、USB4 Type-C(40Gbps、DisplayPort 2.1対応)と、USB Type-C(10Gbps、DisplayPort 1.4対応)を各1基搭載する。USB4ポート使用時には最大7680×2160ドット/60Hzでの映像出力が可能だ。無線機能はWi-Fi 7およびBluetooth 6.0をサポートする。

オーディオはPoly Studioによるチューニングが施され、デュアルスピーカーとデュアルマイクを内蔵。オンライン会議での利用も想定されている。バッテリーは32Whのリチウムイオンポリマーバッテリーを搭載し、ACアダプターは65WのUSB Type-Cタイプが付属する。

本体サイズは357.95×118.5×12.5mm(前)/17.5mm(後)、重量はバッテリー非搭載時で約676g、搭載時でも約768gに収まる。底板を開けることで主要パーツにアクセスでき、メモリーやSSD、バッテリーなどを交換しやすい設計となっている。MIL-STD-810Hの12項目をクリアする堅牢性も備えた。

セキュリティ面ではTPM 2.0に加え、HP Wolf Security for Businessを標準搭載。指紋認証センサーもオプションで用意されており、法人利用を強く意識した構成だ。

持ち運び用のケースも用意

直販価格は43万8,000円(税込)と高額だが、「キーボードだけを持ち歩くPC」という明確なコンセプトは、フリーアドレス制のオフィスや在宅勤務を併用する企業にとって、用途がはっきりした選択肢となる。万人向けの製品ではないものの、AI時代のハイブリッドワークに特化した “持ち運べるデスクトップ” という提案は、一定の存在感を放つ製品といえそうだ。

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