
HPはCES 2026にあわせ、コンシューマー向けPCポートフォリオの大幅な刷新を発表した。
超薄型ノートPC「HP OmniBook Ultra 14」や、クリエイター向けオールインワンPC「HP OmniStudio X 27」を中心に、OmniBookシリーズ全体を用途別に再編。あわせてChromebook/Chromebook Plusの新モデルも投入する。いずれの製品も、AI機能の活用を前提とした設計を採用しているのが特徴だ。
これらの新モデルは、米国では1月から順次発売を予定している。日本国内での発売は現時点では未定だ。
HP OmniBook Ultra 14:AI性能と携帯性を両立したフラッグシップ

「HP OmniBook Ultra 14」は、今回の発表を象徴するフラッグシップモデルだ。複数の構成が用意されており、そのうちSnapdragon X2 Eliteを搭載したモデルでは、最大85TOPSのNPU性能を備える。複数のAIアプリケーションを同時に実行することを想定した設計となっている。
筐体は厚さ約7.3mm〜14.0mm、重量約1.28kg。従来のOmniBook上位モデルと比べて52%の軽量化を実現した。携帯性を重視しながらも、20項目のMIL-STD(米軍調達規格)テストに合格する耐久性を確保している。
5MPのIRカメラを活用した姿勢検知機能も特徴の1つだ。首の傾きや猫背を検知してユーザーに通知し、長時間作業時の身体的負担軽減を図る。
発売は1月を予定、価格は1,549.99ドル〜。
HP OmniStudio X 27:表示品質と接続性を強化したAIO

オールインワン(AIO)PCのOmniStudioシリーズには、「HP OmniStudio X 27」が追加。
本モデルはクリエイターやデザイナーを主なターゲットとするモデルとなっていて、AIO PCとして世界で初めて、HPがCES 2026で発表した新ディスプレイ技術「Neo:LED」を採用する点が大きな特徴となる。従来の液晶パネルと比べて高い色再現性とコントラストを実現し、Adobe RGBおよびDisplay P3の両方で100%の色域をカバーする。
プロセッサには次世代のIntel Core Ultraプロセッサを採用し、グラフィックスにはNVIDIA GeForce RTX 5050を搭載する。
接続面では、コンシューマー向けAIOとして初めて「Thunderbolt Share」に対応。ノートPCとケーブル1本で接続することで、高速なファイル転送や、1組のキーボードとマウスによる2台のPC操作が可能になる。カメラを下向きに切り替え、手元のスケッチや物理的な成果物を映し出せる「Surface View」機能も搭載する。
今週から予約受付が始まる予定で、価格は1,499.99ドル〜。なお、24インチモデルも今春に発売予定で、価格は599.99ドル〜となっている。
OmniBookシリーズ:用途別に再編されたラインナップ
HPはOmniBookシリーズ全体を刷新し、用途や価格帯ごとに明確な位置づけを行った。
- HP OmniBook X 14
- HP OmniBook X 17
- HP OmniBook X Flip 14
- HP OmniBook X Flip 16
- HP OmniBook 7 14
- HP OmniBook 7 16
- HP OmniBook 5 14
- HP OmniBook 5 16
- HP OmniBook 3 14
- HP OmniBook 3 16
- HP OmniBook 3 17.3

Xシリーズは、高いパフォーマンスとデザイン性を重視するプロフェッショナル向けモデルだ。スリムな筐体に、キー間の隙間を極限まで抑えたラティスレスキーボードを採用し、打鍵性と外観の両立を図っている。
X Flipシリーズは、Xシリーズの性能をベースに、360度回転するヒンジを備えた2in1モデル。ノート、タブレット、テント、リバースの各モードで使用できる。
いずれのモデルも発売は今春、価格は発売が近くなってから案内される予定だ。

7シリーズは、Poly Studioによるオーディオ調整機能などを備え、ビデオ会議や業務用途を意識した構成。5シリーズは学生や家族向けのスリムなアルミ筐体モデルだ。3シリーズは価格を抑えつつAIワークロードにも対応するエントリー向けラインとなっていて、Snapdragon Xを搭載する16インチモデルは、最大45時間のビデオ再生が可能とされている。
発売は7シリーズが今春、5/3シリーズが2月を予定。価格は7シリーズが後日発表予定で、5シリーズが849.99ドル〜、3シリーズが499.99ドル〜。
HP Chromebook/Chromebook Plus:GoogleのAI活用を前提に進化

ChromebookおよびChromebook Plusの新モデルも発表された。
- HP Chromebook Plus x360 14
- HP Chromebook Plus 14
- HP Chromebook x360 14
- HP Chromebook 14
新モデルでは、GoogleのAIツール「Gemini」や「NotebookLM」との連携により、作業や学習の効率化を図る。
全モデルにTitan C2チップを搭載し、マルウェアやフィッシング攻撃からデータを保護するセキュリティ機能を備える。落下テストもクリアしており、教育用途やサブマシンとしての利用を想定した設計だ。バッテリー駆動時間は最大8時間としている。
発売はいずれも2月。価格は発売が近くなってから案内される予定だ。
(画像提供:HP)

