暮らし×ホラーの異色ライフシム『ほの暮しの庭』2026年7月30日発売へ。本日から予約開始

日本一ソフトウェアは、7月31日に配信された「Nintendo Direct ソフトメーカーラインナップ 2025.7.31」にて、暮らし×ホラーの異色ライフシム『ほの暮しの庭』を発表した。

対応プラットフォームはNintendo Switch、Switch 2、PS5、そしてPC(Steam)。発売日は2026年7月30日。価格は、通常版がSwitchで7,920円(税込)、その他のプラットフォームでは9,020円(税込)となる。

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平穏な暮らしと異変の交錯。見えない “夜” の正体とは

本作の開発には、同社の人気ホラー作品『夜廻』シリーズの開発陣が参加。ほのぼのとした田舎のスローライフに、じわじわと忍び寄る不穏な空気。プレイヤーは「暮らし」の中に潜む“異常”と対峙することになる。

舞台となるのは、人里離れた山あいの集落「彼ヶ津(カガツ)村」。プレイヤーは偶然この村に辿り着いた主人公となり、四季折々の自然に囲まれた新生活をスタートさせる。畑で野菜を育て、家畜を飼い、釣りや狩りに励みながら、村人たちとの交流を深めていく。いわば「生活体験」がゲームの軸だ。

だが、それだけでは終わらない。日が落ちるにつれて、村の様子は静かに、しかし確実に変化していく。トレイラーでは、夜の帳が下りたあとに現れる“何か”の気配が映し出されている。幽霊のような存在、異形の影、歪む現実……それは単なるスローライフでは片付けられない“もうひとつの顔”だ。

ゲームの構造は、昼と夜でプレイフィールが大きく変化する点が特徴。日中は農作やハウジング、コミュニティ参加といった穏やかなプレイが楽しめる一方、夜には『夜廻』仕込みのホラー演出が展開。非日常がじわじわと生活を侵食していく過程が、本作の核心となるようだ。

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自由度ある暮らしと、演出で魅せる “緊張感”

『ほの暮しの庭』には、箱庭的なハウジング機能も備わっている。プレイヤーには庭付きの一軒家が与えられ、家具のクラフトや内装のカスタマイズを自由に楽しめる。村の四季やイベントにあわせた生活リズムの中で、プレイヤーは理想の暮らしを築いていく。

その一方で、気になるのがタイトルの副題や村の名前の意味だ。「彼ヶ津」は「彼岸津」と読めなくもなく、“死後の世界の渡し場”を想起させる。公式のキャッチコピー「暮らし、ときどき、──」の “──” が意味するものは何か。明言はされていないが、プレイヤーには昼と夜、現実と異界、その間にある「境界」のようなものを体験させる構造になっているようだ。

開発は『夜廻』シリーズの企画・ゲームデザインを手がけた溝上侑氏、開発責任者は勝又美桜氏。音楽はZIZZ STUDIOの高須和也氏が担当する。演出力に定評のある同スタジオだけに、静かな恐怖とノスタルジーの交錯には大きな期待が寄せられている。

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(画像:任天堂)

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