Appleのスマートスピーカー「HomePod」は、マルチユーザー機能をサポートし、ユーザーの声の聞き分けができること、そして搭載される人工音声アシスタント「Siri」を一時的に無効(ミュート)化できる機能が搭載されていることが明らかになっていたが、仏メディアiGenerationによって、同デバイスのさらに細かい仕様が明らかになっているので紹介したい。
iGenerationによると、「HomePod」はマルチユーザー機能に対応することによって、音声を聞かせると誰の声か判別することができるとのこと。
また、Apple IDに紐づけられた音声をメインユーザーとして扱い、そのメインユーザーのみがSiriを使ってメッセージのやりとりなど、パーソナルな動作をさせることができるという。
それではマルチユーザー機能は何をするための機能なのか。具体的にはまだ明らかになっていないが、現時点で分かっているのは音楽の再生コントロール。メインユーザー以外でも声を使って音量をあげたり、再生の停止などができるようになっているようだ。
ちなみに、「HomePod」はiPhoneの「Home」アプリで管理する仕様になっているとのこと。特別なアプリが用意されているわけではなく、HomeKitアクセサリとして同列に扱われるようだ。
「HomePod」の設定画面には、LEDタッチスクリーン画面や、Siriの効果音などをオン/オフを設定できる項目が用意されているとのこと。
ちなみに、今回同情報を提供したのは、HomePodをフランスでテストしている従業員。テストは昨年12月から開始されているとのことだ。公開されたスクリーンショットも言語がフランス語になっていることから、近いうちにHomePodがフランスでも発売される可能性が高まっている。
また、iGenerationによるとフランスだけでなく、ドイツも同様にテスト段階であるとのこと。