
5月15日、ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、PlayStation 5/PlayStation 4用ソフトウェア『グランツーリスモ7』に2025年5月アップデートを配信した。
今回のアップデートでは、新規収録車種として「シボレー コルベット Z06 (C5) ’01」「フェラーリ 812 スーパーファスト ’17」「ホンダ CR-V e:HEV EX・Black Edition ’21」「スズキ キャリイ KC ’12」を追加。さらに、ワールドサーキットのレースイベント追加、「グランツーリスモ・ソフィー」の対応コース追加、スケープスの特集を追加する。
以下、アップデートの詳細 (リリースから引用) 。
新規収録車種
シボレー コルベット Z06 (C5) ’01
※ブランドセントラル / ユーズドカーで購入可能
伝説の「Z06」を名乗る5代目コルベットの最強モデル。
1999年、シボレー コルベット C5のラインナップにハードトップが加わりました。これはクーペのデタッチャブルルーフとリアハッチゲートを廃止したものでしたが、高いボディ剛性を活かした、走行性能にこだわったモデルでした。ハードトップを選択すると、自動的にZ51ハンドリングパッケージとマニュアルミッションが付いてきたことからもよくわかります。しかもこのハードトップは、この内容でスタンダードのクーペより安かったのです。マニアックなモデルではありましたが、多くの走り屋がこのクルマに飛びついたのも無理はありません。
そして2001年、コルベット ハードトップはエンジンをLS1の改良型である390PSのLS6に換装し、その名もZ06へと生まれ変わりました。Z06とは、C2コルベットに存在したレースパッケージのオプションコードに由来したネーミングです。市販車としては異例のフルチタニウムエキゾースト、専用のホイールアライメントと強化パーツで構成されたサスペンションを持ち、マニュアルミッションのみの設定でした。
ただし、これらの充実装備と引き替えに大幅な値上げが実施され、コンバーチブルをも上回る最高価格モデルとなってしまい、強靱なハードトップボディとシンプルな装備に惹かれていたユーザーには手が届きにくくなりました。
とはいえ、コルベット Z06は2002年に最高出力を411PSへとアップし、そのパフォーマンスを一段と向上させました。スモールブロックでの400PSオーバーはかつてなかったことで、世界最速の量産車の一角を占めたのです。
フェラーリ 812 スーパーファスト ’17
※ブランドセントラルで購入可能
怒涛の速さに実用性も備えるフェラーリ伝統の12気筒FR。
フェラーリが連綿と受け継いできた、フロントエンジン12気筒モデルの系譜。その歴史に名を連ねるべく、2017年に誕生したモデルが812 スーパーファストです。「812」とは「800PSの12気筒」という意味。「スーパーファスト」は1964年に作られた名車「500 スーパーファスト」からの引用です。
スタイリングを手がけたのはフェラーリのスタイリングセンター。そのプロポーションは、12気筒エンジンをフロントミッドに擁するロングノーズ&ショートデッキですが、洗練されたエアロダイナミクスやディテールのしつらえに、モダンフェラーリとしての優雅さが見てとれます。
6.5L自然吸気のV12ユニットが生む800PS/718Nm(73.3 kgfm)という力は、トランスアクスルの7速DCTを通じてリアタイヤへと伝わります。操舵系にフェラーリ初の電動パワーステアリングを採用したこともトピックです。
さらに先代のF12ベルリネッタが採用した4輪操舵を継承・進化させており、これを「バーチャル・ショートホイールベース 2.0」と呼びます。2,720mmという長いホイールベースを持ちながら、タイトコーナーでもノーズが積極的にインを向くさまは、このシステムの恩恵といえます。
シート後方にトランクスペースを持ち、リアエンドには実用的な荷室も備える812スーパーファスト。まさにグランドツーリングにうってつけのスーパースポーツです。
ホンダ CR-V e:HEV EX・Black Edition ’21
※ブランドセントラルで購入可能
ハイブリッドを初搭載した人気SUVの第5世代。
1990年代、ホンダはレジャー用途のクルマに着目し、このカテゴリーを「クリエイティブムーバー」と名付けた。そして1994年に第1号車となるオデッセイを大ヒットさせると、翌95年には車高の高いSUVを発売する。これが初代CR-Vです。
以来CR-Vは、北米市場を中心に大ヒット作へと成長しました。ここで紹介するモデルは、2016年にデビューした第 5 世代に属する2021年仕様です。
5 代目CR-V最大のトピックは、同車初となるハイブリッドユニットの搭載でしょう。このユニットは2Lアトキンソンサイクルエンジンに、2つのモーターを組み合わせたシリーズ・パラレル式で、高速巡航時にはエンジンも動力として用いる効率に優れるシステム。CR-Vでは、このハイブリッドに4WDを用意したことも人気の要因となりました。
先代のイメージを継承しつつ、わずかにサイズを拡大したボディは、後席のひざ前スペースを拡大していっそう居住性を高めました。ひとたびリアシートを倒せば1,100Lを超える広大なスペースが生まれ、大量の荷物を積み込むことも可能。ガソリンモデルに用意された3列7人乗り仕様も魅力的といえました。
SUVとして性能に磨きをかけながら、衝突被害軽減ブレーキやアダプティブ・クルーズ・コントロールといった運転支援も充実させた5代目CR-V。レジャー用途のみならず、普段使いでも輝きを放つ1台です。
スズキ キャリイ KC ’12
※ブランドセントラルで購入可能
世界でも注目を集める「マイクロトラック」の代表格。
日本には「軽自動車」というマイクロカーの規格があり、人々の暮らしに欠かせない存在となっています。軽自動車は一般的な乗用モデルはもちろん、SUVやスポーツカーもありますが、貨物用のバンやトラックも数多く活躍しています。スズキ キャリイは、そんな商用軽自動車を代表するマイクロトラックの1台です。
キャリイの歴史は長く、誕生は1961年までさかのぼります。1998年に実施された軽自動車の規格変更を受け、1999年にフルモデルチェンジした10代目キャリイが登場しましたが、ここで紹介するのはその後いく度かのマイナーチェンジを重ねた最終型の10代目(2012年仕様)です。
ボディサイズを拡大して全長が3,395mm、全幅が1,475mmとなった10代目は、エンジンを乗員の足元に置くセミキャブオーバータイプで、排気量はわずか658ccですが、初期にはターボモデルもラインナップしました。
用途や価格に応じて多くのグレードを持つキャリイですが、中でもKCはパワーステアリングとエアコンを標準装備とした快適仕様。後輪駆動に加えて4WD仕様もあり、雪国や山間地などで威力を発揮しました。
いまや軽トラックのかわいさと利便性は海外でも注目されており、生産後25年を経れば右ハンドル車が公道を走れるアメリカでは、キャリイの中古車が農家や牧場で人気だといいます。小さなボディに詰め込まれた走りと機能。日本車の魅力が花開いた一例といえるでしょう。
ワールドサーキット レースイベント
ワールドサーキットに以下のレースイベントを追加します。
- ライトウェイト Kカップ
アイガー北壁コース - アメリカン・クラブマンカップ 700
インテルラゴスサーキット - フェラーリ・サーキット・チャレンジ
ディープフォレスト・レースウェイ
グランツーリスモ・ソフィー
次世代レーシング AI エージェント「グランツーリスモ・ソフィー(GT ソフィー)」が、新たに下記のコ
ースに対応しました。対応コース内の「クイックレース」および「カスタムレース」より、GT ソフィーと
のレースをお楽しみいただけます。
- カタロニア・サーキット – グランプリレイアウト
スケープスの特集追加
特集に「真四角な構図」を追加します。
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(画像提供:ソニー・インタラクティブエンタテインメント)