5月12日、Googleは開発者向けイベント 「Google I/O 2022」 を開催。同イベントのなかで、同社の言語翻訳サービス 「Google翻訳」 のサポート言語に新たに24言語を追加すると発表した。
新たに追加される言語は、インドやモルディブ、ブラジル、ボリビア、パラグアイ、ガーナー、トーゴ、コンゴやアンゴラ、ケニア、エチオピア、シエラレオネなどで話される言語。これらの言語がサポートされることで、Google翻訳がサポートする言語は合計130となり、新たに3億人がGoogle翻訳を利用することが可能になると、Googleはアナウンスしている。
- アッサム語
- アイマラ語
- バンバラ語
- ボージュプリー語
- ディベヒ語
- ドーグリー語
- エウェ語
- グアラニー語
- イロカノ語
- コンカニ語
- クリオ語
- クルド語
- リンガラ語
- ルガンダ語
- マイティリー語
- マニプリ語
- ミゾ語
- オロモ語
- ケチュア語
- サンスクリット語
- ソラニ語
- ティグリニャ語
- ツォンガ語
- トウィ語
これらの言語のサポートは、ゼロショット学習や転移学習などの機械学習手法などを使用することで実現したとのこと。たとえば英語→中国語、中国→日本語に翻訳できるのであれば、英語→中国語の翻訳が理論上はできることになる。今回追加された言語はいずれも使用者が世界主要言語に比べて少ないこともあり、ウェブ上に翻訳に関する情報が少なかったが、上記機械学習手法を使用することで、いよいよ実現することができたという。
ただ、機械学習を使用したとしてもすべての言語に高い精度で翻訳するにはまだまだ改善が必要とのこと。Googleは翻訳の精度を上げるため、ユーザーからの評価等を求めている。
関連リンク:Google Translate adds 24 languages – The Keyword
(画像:Google)