
Googleは新型スマートフォン「Pixel 10」シリーズを発表し、本日8月21日から国内で予約を開始した。発売日は8月28日。取り扱いはGoogleストアに加え、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルといった大手キャリアでも順次スタートする。
ラインナップはPixel 10、Pixel 10 Pro、Pixel 10 Pro XL、Pixel 10 Pro Foldの4モデル。このうち、バータイプの3モデルがまず登場し、その後遅れてPixel 10 Pro Foldが登場する予定だ。
価格はauのみ発表されており、Pixel 10が128,900円〜、Pixel 10 Proが184,900円〜、Pixel 10 Pro XLが212,900円〜、Pixel 10 Pro Foldが297,500円〜 (いずれも税込)。
なお、Pixel 10とPixel 10 Proは楽天モバイルでも発売予定だが、同社は発売日である8月21日に両モデルの価格を発表する予定としている。
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初のトリプルカメラと進化したAI体験

今回のPixel 10シリーズで最も大きな変化は、無印モデルが初めて望遠を含むトリプルカメラ構成を採用した点だ。光学5倍ズームや最大20倍の超解像ズームに対応し、これまでPro限定だった機能を一般モデルでも使えるようになった。Proモデルでは広角・超広角・望遠いずれも高画素化し、AIによる「超解像ズームPro」で最大100倍までのズーム撮影が可能。フロントカメラも4,200万画素となり、自撮り性能を強く打ち出している。
チップセットはTSMC製3nmプロセスの「Tensor G5」を搭載。CPU性能は平均34%向上し、TPUは60%の強化。Googleが「Tensor史上最大の進化」とアピールするだけあって、AI体験の幅も広がった。「マジックサジェスト」や「マイボイス通訳」といった新機能が追加され、撮影体験や日常のアシスト機能が一段と強化されている。
ディスプレイはPixel 10が「Actua」(3,000nit)、Pro/Pro XLは「Super Actua」(3,300nit)を採用。バッテリーも4,870〜5,200mAhと余裕を持たせ、Qi2準拠の「PixelSnap」ワイヤレス充電に対応する。シリーズ共通で7年間のOS・セキュリティアップデート保証がつく点も安心材料だ。
GoogleはAIを前面に押し出す一方で、ハード面も確実に強化し、無印モデルとProとの差を縮めている。国内ユーザーにとっては、選択肢の幅がさらに広がった形だ。
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(画像:Google)