現地時間3月3日、Googleは今年5月に開催を予定していた開発者会議 「Google I/O 2020」 を中止することを発表した。 中止は世界的に感染者を増加させているCOVID-19 (新型コロナウイルス) のためで、オンラインイベントなどの代替案を検討しているとのことだ。The Vergeが伝えている。
「Google I/O 2020」 の中止が決定
Googleは毎年5月に開発者会議 「Google I/O」 を開催し、世界から開発者を招待して各種発表会を行なっている。今年も次期Android OSやGoogleの新製品を発表することが予想されていたものの、COVID-19(新型コロナウイルス) の拡大に伴う保健当局からの健康指導を考慮して、中止することを決定したとのこと。
同社は代替フォーマットを用意しているとアナウンスしているが、まだ詳細は明らかにされていない。異例の対応ということもありおそらく準備・調整に時間がかかるものとみられる。
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すでに参加を希望するデベロッパーに対してチケットの抽選と支払いの受付が行われているが、Googleは支払いを行った当選者に対して返金を行うことを発表している。返金は3月13日までにされるとのこと。ちなみに今年当選したデベロッパーは来年開催される 「Google I/O 2021」 への参加権を得られるとのことだ。
COVID-19 (新型コロナウイルス) の影響で大規模なイベントの開催が中止に追い込まれている。先日もモバイル見本市 「MWC 2020」 が中止されたほか、Facebookの 「F8」 の中止やゲーム開発者会議 「GDC 2020」 の延期が発表されている。Appleはまだ今年のイベントの中止をアナウンスしていないが、おそらくこの様子だと今年6月のWWDCは中止(もしくはオンライン開催)を余儀なくされるのではないだろうか。