5月21日、GoogleはARグラス 「Google Glass」 の新型モデル 「Glass Enterprise Edition 2」 を発表した。価格は999ドル、エンタープライズ向けに販売が開始される予定だ。
「Glass Enterprise Edition 2」 は、内蔵プロセッサのアップグレードや充電端子のUSB Type-C化。そして、カメラ性能やバッテリー持続時間の改良など、初代モデルの 「Google Glass」 に比べて性能が強化されている。また製品デザインも、より一般的なメガネのようなものに変更されており、装着時の違和感も解消された。
ディスプレイの解像度は前モデルと同じ640×360ではあるものの、内蔵プロセッサはSnapdragon 710からAR/VR用SoCであるSnapdragon XR1に変更。カメラの画素数も500万画素から800万画素に改良されている。
さらに、省電力のプロセッサを内蔵したことによって、バッテリー持続時間は最大8時間に伸びた。充電ポートもUSB Type-Cになり急速充電も可能になり、本体のメモリは3GB、内蔵ストレージは32GBと各容量は増加している。
ちなみに、「Glass Enterprise Edition 2」 のフレームは米Smith Opticsが手がけ、今後も新しいフレームが追加される予定であるとのことだが、Google Glassと同様にエンタープライズ向けに提供される予定で、残念ながら個人のユーザーが購入することはできない代物になる。
Google Glassは開発部署も変更された。これまでは、Googleの親会社AlphabetのX部門で開発が行われていたが、「Glass Enterprise Edition 2」 をもってGoogle直属で開発が行われることになるという。
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