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Googleの生成AI 「Bard」 が 「Gemini」 に名称変更。最上位の 「Gemini Advanced」 はGoogle Oneの有料プランで提供へ

現地時間2月8日、米Googleは同社の対話型AI 「Bard」 の名称を「Gemini」 に変更すると発表した。

最上位のAIモデル 「Gemini Ultra 1.0」 を採用した 「Gemini Advanced」 を、Googleのサブスクリプションサービス「Google One」 の最上位プラン 「Google One AI Premiumプラン」 で利用できるようにする。

また、これまでGoogle CloudやGoogle Workspaceで提供されてきた 「Duet AI」 についても 「Gemini」 ブランドに統合されるかたちとなり、それぞれ 「Gemini」 「Gemini for Workspace」 に名称が変更される。

「Google One AI Premiumプラン」 に加入するユーザーは、GmailやGoogleスプレッドシート、Googleドキュメント、Google Meet等でGeminiが利用できるようになる。

「Google One AI Premiumプラン」 は月額19.99ドル (日本では2,900円/税込)で利用できる。2ヶ月間の無料トライアルも用意する。Google Oneのプランということで2TBのクラウドストレージが利用できるほか、Google Photoの編集機能も利用できる。

  無料プラン ベーシック プレミアム AI プレミアム
料金(税込) 無料 月額250円
年額2,500円
月額1,300円
年額13,000円
月額2,900円
保存容量 15GB 100GB 2TB 2TB
Googleからの特別サポート
最大5人のユーザーと共有
Google Photoの特別な編集機能
メンバー向けのその他の特典
複数デバイスで利用できるVPN
ダークウェブのモニタリング
Google Workspaceのプレミアム機能
Gemini Advanced
Gmail, GoogleドキュメントなどのGemini

そして、Googleは 「Gemini」 により簡単にアクセスできるよう、Android向けに専用アプリを提供するほか、iOS向けにはGoogleアプリからアクセス可能にする。これまでブラウザベースで利用できたが、アプリから利用できるようになることで、より手軽にGoogleの生成AIが利用できるようになるはずだ。

まずは本日から英語版の提供が開始され、日本語版と韓国語版については来週より提供が開始される。

「Gemini」 については引き続き40以上の言語、230以上の国・地域で利用できる。また、上位の 「Gemini Advanced」 については日本を含む150以上の国・地域で英語版が提供される。対応言語は今後順次拡大予定。

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(画像:Google)