昨今のテック企業はAR・VRあるいはメタバース分野への投資を加速しているが、Googleもそのひとつ。GoogleはARヘッドセットを開発していると、米テックメディアThe Vergeが伝えている。
The Vergeによれば、Googleはコードネーム 「Project Iris」 と呼ばれる新たなARヘッドセットを、2024年の発売を目標に開発しているとのこと。まだ初期開発段階であることから、計画は変更される可能性があるというが、ヘッドセットにはPixelスマートフォンのように自社開発のカスタムプロセッサを搭載する予定だという。OSにはAndroidが採用される見通しだが、ARヘッドセット用にOSが開発されているとの情報もあり、どちらになるのかは不明。
開発されている初期プロトタイプは、スキーゴーグルに近い形状をしているとのこと。外向きのカメラで撮影した映像とARオブジェクトと重ねて表示する、MR (複合現実) に近いものになるとの噂。
ヘッドセット内部にバッテリーを搭載するため、外部電源は必要としない。ただし、スマートフォンなど外部デバイスの接続が必要かどうかはわかっていないことから、スタンドアローン動作になるかはわかっていないという。
そのほか、どのように同製品を販売していくのか、製品名もPixelブランドになるのかもわかっていないなど、現時点で分かっていることは少ないようだが、ヘッドセットの開発には約300人のチームが関わっており、今後数百人が新たに雇用される予定であるとのことだ。