6月7日、Googleは 「Stadia Connect 6.6.2019」 をYouTubeで配信し、クラウドゲームサービス 「Stadia」 の料金体系やサービス開始時期など同サービスの詳細について発表した。
サービス提供国は当初14ヶ国、ローンチタイトルも明らかに
Googleの発表によると、「Stadia」 は2019年11月にサービスが開始される予定だという。サービス提供国はアメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、フランス、ベルギー、デンマーク、アイルランド、イタリア、オランダ、ノルウェー、スペイン、スウェーデンの14ヶ国。残念ながら日本は含まれていないが、2020年以降にサービス提供国を増やしていくとしている。
サービス開始時のローンチタイトルは以下のタイトル。「Assassin’s Creed Odyssey」 「Destiny 2」 「Tomb Raider Trilogy」 などが配信されるが、配信作品のラインナップはサービス開始後、徐々に増えていく予定だ。
- DRAGON BALL XENOVERSE 2
- DOOM Eternal
- Wolfenstein: Youngblood
- Destiny 2
- Power Rangers: Battle For The Grid
- Baldur’s Gate 3
- Metro Exodus
- Thumper
- GRID
- SAMURAI SHODOWN
- Football Manager 2020
- Get Packed
- The Elder Scrolls Online
- The Crew 2
- The Division 2
- Assassin’s Creed Odyssey
- Ghost Recon Breakpoint
- Trials Rising
- NBA 2K
- Borderlands 3
- Farming Simulator 19
- Mortal Kombat 11
- Rage 2
- FINAL FANTASY XV
- Gylt
- Tomb Raider Trilogy
- Darksiders Genesis
- Just Dance 2020
プランは2種類。月額9.99ドルの 「Stadia Pro」 と月額無料の 「Stadia Base」
Google Stadiaには2種類の料金プランが用意される。
まずは有料プランの 「Stadia Pro」 。こちらは月額9.99ドルで最大4K/HDR/60fps・5.1chサラウンド環境でゲームを楽しむことができる。また、定期的に無料ゲームが配信される予定で、最初の無料配信タイトルは 「Destiny 2: The Collection」 であるとのことだ。
そして無料プランの 「Stadia Base」 。こちらは月額無料だが、画質は最大1080p/60fps、音質はステレオに制限されるため、高画質で遊びたいのであれば 「Stadia Pro」 の加入が必要となる。「Stadia Base」 は2020年にサービスが開始される予定だ。
また、Stadia Pro加入ユーザーはディスカウント価格でゲームを購入することができるとのこと。
プラン | 料金体系 | 最大画質 | 提供開始時期 |
---|---|---|---|
Stadia Pro | 月額9.99ドル | 4K/HDR/60fps | 2019年11月 |
Stadia Base | 月額無料 | 1080p | 2020年 |
ちなみに、Stadiaを利用するには最低でも10Mbpsのダウンストリームと、1Mbpsのアップストリームが必要。1080p/60fpsの画質、5.1chのサラウンド環境でプレイするには20Mbps、また4K/60fpsと5.1chのサラウンド環境でプレイするには35Mbpsのダウンストリームが必要となる。
Stadiaを遊ぶにはStadiaコントローラーが便利?
Stadiaは 「クラウドゲームサービス」 であるため、PS4やXbox Oneのような据え置きのハードウェアは必要ない。
しかし、Stadiaを遊ぶためには 「Stadiaコントローラー」 というガジェットが便利だ。Stadiaコントローラーは、Xboxコントローラーのような形状をしたワイヤレスコントローラー。Google Chromecastを含む多数のデバイスと接続することが可能で、Stadiaに最適かされているためプレイヤー側の入力遅延を防ぐことができる。
StadiaコントローラーはWi-Fiネットワークに直接接続する仕組みで、YouTubeにプレイ映像をシェアするキャプチャーボタンやGoogleアシスタントボタンなども用意されている。
Stadiaコントローラーには、「Stadia Founder’s Edition」 が用意されている。同エディションの価格は129ドルで、Stadiaコントローラー(ナイトブルー) の他に、4K/HDRに対応したストリーミングデバイス 「Chromecast Ultra」 と3ヶ月分の 「Stadia Pro加入権」 と家族・友達にも権利を分けられる 「Buddy Pass」、好きなユーザーネームを設定できるなどの特典が付属する。米国では、本日からGoogleストアなどで予約受付が開始されている。
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Stadiaとは?
Stadiaは、今年3月に発表されたGoogleのクラウドゲームサービス。昨年10月にGoogleが告知したゲームストリーミングサービスプロジェクト 「Project Stream」 を発展させ、正式名称を付与したものだ。
すべてクラウドベースで動作するため、ネットワーク環境さえあればいつでもゲームプレイが可能、しかも特定のゲームハードを必要としない。そしてアクセスするハードウェアにゲームのインストールをする必要もないという点が特徴となっている。
ゲームはデバイスを問わずアクセスすることが可能。ゲーミングPCはもちろん、スマートフォンやタブレット、ラップトップ、スマートTVなどでもアクセスできる。デバイスの切り替えもシームレスにできる。