米Yahooは今年の10月にパスワードを廃止し、今後の個人認証システムはアカウントキー方式に移行することを発表し、話題になった。
日本ではまだ提供されていないサービスだが、アメリカでYahooは「Yahoo Mail」アプリのログインをアップデート。アカウントキー方式に変更した。米国内でも賛否両論で、セキュリティ面で安心という声が多いが、ログインが面倒くさくなったという声も一部あるようだ。
そんなログインシステムをGoogleも導入することを検討していることがこの度判明した。
ログイン時、スマホにログイン許可を求めるプッシュ通知が来る
Googleが検討しているログイン方式もYahooのアカウントキーに似た方式。
ログインする時にパスワードを必要せず、Googleから送信される「このデバイスからログインを試みています」というプッシュ通知から「Yes」を選択することでログインができる仕組み。
この機能を使うことで、登録してあるスマホが手元にないとログインできないため、他人に勝手に使用されるリスクを減らせるほか、勝手にログインしようとされていることにも気付くことができる。
さらに、Googleはスマホ用のアプリだけでなく、PCからログインを行う際にも同じ仕組みを導入することを検討しているとのことだ。
既にテスト段階に入っており、実装は近い
現在は一部テスト中で、一般ユーザーは利用できない機能にはなるが、テストの結果次第では、今後GmailやGoogleドライブを利用する時に毎度この認証が必要になる可能性がある。
ただこの仕組みは、セキュリティが向上させることが目的である反面、手元にスマホがないとアプリを開くことができなくなるため、不便だと感じる人もいるだろう。
実際にどういう使用感なのかは分からないが、プライベートな情報を守るためには致し方がないことなのかもしれない。
[ via TechCrunch / Android Police ]