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『幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争』x カラオケパセラのコラボが2月25日より展開。制作陣に開発裏話を聞きながらコラボメニューを堪能してきた

コナミデジタルエンタテインメントは、『幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争』の発売を記念したコラボイベントを、カラオケパセラが展開する4店舗にて2月25日より開催する。

開催に先がけて、メディア向けのトークショーおよび先行試食会を開催した。本稿では、同イベントの様子を紹介する。

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『幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争』のコラボイベントが始動

今回のイベントは、コラボイベントが開催される4店舗のうちの一つである 「カラオケパセラ池袋本店」 で実施された。トークショーには、「幻想水滸伝」 シリーズのプロデューサー内藤塁氏、「幻想水滸伝」 IP&ゲームディレクター崎山高博氏、『幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争』のディレクターを務める大串達也氏の3名が登壇した。

イベント冒頭では、今回のコラボが誕生した経緯について紹介があり、カラオケパセラ側からの提案がきっかけとなり企画がスタートしたことが明かされた。カラオケパセラは料理に強みを持っており、「グレミオのシチュー」などのゲーム内グルメを再現したいという話が持ち上がったという。

左から順に、内藤塁氏、崎山高博氏、大串達也氏

その後、崎山氏を中心にフードやドリンクメニューの選定が進められ、最終的なラインナップが決定した。これまで「幻想水滸伝」シリーズに関連した監修作業は数多くあったものの、コラボフードやコラボドリンクを監修するのは今回が初めての試みとなる。

実際にゲーム内に登場するフードやドリンクを現実世界で再現する機会はこれまでなく、監修作業は非常に楽しいものだったという。また、キャラクターや紋章をイメージしたメニューもあり、見た目にもインパクトのある仕上がりになったと振り返った。

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制作陣のお気に入りの1品は?

崎山高博氏

トークショーでは、3名がコラボフードを試食した感想についても語った。崎山氏が特に気に入ったのは 「グレミオのシチュー」 だったという。

『幻想水滸伝II』では、特定の条件を満たすことで入手できるレシピを使った特製シチューが登場し、それが「グレミオのシチュー」だ。具材には豚肉やエビなどが使用され、ミックスシチューのような仕上がりだったが、今回は『幻想水滸伝I』の冒頭でグレミオが作るシチューを再現した形で提供された。

左が河野氏による描き下ろしイラスト

このメニューは、河野氏による描き下ろしイラストを基にしており、彩りを考慮してトマトが添えられている。ラフの段階では、丸ごとのチキンをローストしたようなデザイン案があったため、その要素を取り入れながら最終的な形に仕上げたという。

また、『幻想水滸伝I』の序盤でグレミオが作るシチューの色は、ドット絵では茶色で描かれていたことから、『幻想水滸伝 I&II HDリマスター』をプレイする際は、ぜひゲーム内の再現度にも注目してほしいと語った。

大串達也氏

内藤氏は 「カラオケパセラと言えばハニートースト」 ということで、ムクムクのプチハニトーをお気に入りとしてチョイス。大串氏は 「始まりの紋章プレート」 をお気に入りに挙げた。ふたつの紋章をパンで挟んでひとつにするというのが面白い発想だと思ったという。

内藤氏は続けて、シリーズに触れたことのない方でもぜひ今回のコラボで 「幻想水滸伝」 の一部に触れてもらえたら、またゲームを知っている人はぜひ昔話で盛り上がっていただき、メニューも楽しんでもらえたら、と話していた。

内藤塁氏

トークショーの後半では、『幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争』に登場する料理シーンに関する話題が取り上げられた。

特に『幻想水滸伝II』の料理対決は、ファンの間でも印象深いイベントの一つだが、原作には 「唐揚げ」 というメニューが存在しており、英語版では 「フライドチキン」 と英訳していた。しかし、改めて確認したところ、実際の見た目は魚だったことが判明。詳しく調べてみると、正しくは 「魚の唐揚げ」 だったため、英訳の際には適切に修正されたという。

リマスター版の制作にあたり、すべてのセリフを再確認する作業が行われたが、その中でも特に楽しかったのが『幻想水滸伝II』の料理対決のセリフだったと振り返る。このイベントでは、審査員がランダムに選ばれるため、一度のプレイではすべてのセリフを目にすることは難しい。しかし、今回は開発者としての特権を活かし、全セリフを堪能することができたという。

料理対決はミニゲームと位置付けられているものの、その完成度は非常に高い。審査員の好みがバラバラで、誰が登場するかによって勝敗が変わる点など、「幻想水滸伝」ならではの魅力が詰まったイベントであると語られた。

また、バトルシステムについても言及があり、リマスターにあたり原作の良さをそのままに、倍速機能やオートバトルのショートカット機能を追加することで、より快適にプレイできるよう工夫されているとのこと。

キャラクターに関しては、『幻想水滸伝I』に登場するすべてのキャラクターのイラストを河野氏が新たに描き下ろしている。オープニングだけでなく、会話時に表示される顔グラフィックも130枚以上が新たに描かれており、細部にまでこだわり抜かれている。

『幻想水滸伝』の醍醐味は、108人の仲間を集め、自分なりの組み合わせを考えてバトルを楽しむことにある。リマスター版では、より遊びやすく進化したシステムとともに、シリーズの魅力を存分に味わえる作品となっている。

コラボメニューについて

コラボメニューはフードが全3種類、ドリンクが全6種類。各メニューの価格は以下 (価格はいずれも税込) 。

フードメニュー
  • グレミオのシチュー:1,650円
    鶏もも肉のブラウンシチュー、じゃがいも、にんじん、ブロッコリー
  • ムクムクプチハニトー グリンヒル仕立て:1,100円
    プチハニトー、いちご、フランボワーズ、ブルーベリー、ストロベリーソース、キウイソース、ホイップクリーム、もなか、バニラアイス
  • 始まりの紋章プレート:1,430円
    バーガーバンズ、ハンバーグ、トマト、玉ねぎ、レタス、フライドポテト、ケチャップ、バーガーソース
ドリンクメニュー
  • ぼっちゃんのミックスジュース:880円
    オレンジジュース、ハニーアップルシロップ、オレンジ、クランベリージュース
  • II主人公のタピオカフルーツジャスミンティー:880円
    ストロベリーシロップ、ジャスミン茶、タピオカ、レモン
  • 青雷のフリックソーダ:880円
    レモンゼリー、ライチシロップ、トニックウォーター、ライム
  • なに?何か用?:880円
    グリーンアップルシロップ、乳酸菌ウォーター、バニラアイス、ミルクチョコ
  • 傭兵隊長ビクトールコーク:880円
    パッションシロップ、コーラ、いちご
  • 一生のお願い:880円
    ライチシロップ、りんご飲料、レモン

これらのコラボメニューを注文すると、一品注文ごとにランダムでオリジナルカード型ブロマイドを1枚プレゼントする。ブロマイドは全13種。

なお、筆者のお気に入りはやはり 「グレミオのシチュー」 。鶏肉やブロッコリー、ニンジンなどの具材がゴロっと入っており、素材の味を口いっぱいで楽しめる。スープもコクもあり味わい深く、シチュー好きの筆者にはたまらない一品だった。

『幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争』とは

「幻想水滸伝」 シリーズは、1995年に日本で発売した『幻想水滸伝』以来、本編・外伝合わせて11作が発売しているKONAMIのオリジナルRPGシリーズ。このうち、第1作目にあたる『幻想水滸伝』と、その3年後の世界が舞台の続編『幻想水滸伝II』の2作品をHDリマスター化したのが『幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争』だ。

登場キャラクターたちは、オリジナル版『幻想水滸伝』でキャラクターデザインを手がけた河野純子氏が本作のために新たに描きおろして収録したほか、街やダンジョンの背景イラストは原作のイメージをそのままにHDグラフィック化し、フィールドも一新。新たにオートバトルや倍速バトル機能も搭載し、より遊びやすく進化した。

『幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争』は2025年3月6日に発売を予定。対応プラットフォームはNintendo Switch、PlayStation 5、PlayStation 4、Xbox Series X|S、Xbox One、Steam。

©Konami Digital Entertainment