Google TVに「Gemini」到来。2025年後半に実装へ

Googleは、TVプラットフォームにおけるAI体験を大きく進化させようとしている。これまで音声アシスタントとして活躍してきた「Google Assistant」は、今後、次世代AI「Gemini」へと置き換えられる予定だ。

ただし、その正式な導入は2025年後半とされており、実際の移行はこれから数か月先になる見込みだ。

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Androidに続き、TVでもGeminiが中核へ

すでにPixelシリーズなど、AndroidスマートフォンでのGemini体験が広まりつつある中で、GoogleはこのAIモデルをTVにも展開しようとしている。Google TVへの統合では、従来のような単純な質問と回答のやりとりにとどまらず、より深い文脈理解や多層的な情報提供が可能となる。

たとえば、教育的な内容や子ども向けのエンタメ作品を探す際に、視聴者の意図を理解した上で最適な番組や映画を提案する。

また、テレビの機種によっては、近接センサーを活用して視聴者が近づくと自動で情報を表示する「オンスクリーン・ハブ」も利用可能になる予定だ。

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「Google Assistant」ブランドは段階的に終了へ

この新しい体験の中核を担うのが、Geminiブランドそのもの。これまではGoogle Assistantという名称の下で機能の拡充が図られてきたが、Googleは今後、Assistantというブランドを段階的に終了させ、Geminiに一本化していく方針を明らかにしている。

この動きはスマートフォンや検索サービス、Google Workspaceといった他の領域でも進められており、今後のGoogle製品におけるAI体験はすべて「Gemini」を軸に展開していくことになるだろう。

とはいえ、Gemini for Google TVの具体的な提供開始日はまだ発表されていない。「2025年後半」という言い方にとどまっているため、実際にユーザーの手に届くのは、早ければ夏の終わりから秋頃になる可能性がある。対象となるのはGoogle TVを搭載した製品や、一部の対応Android TV機種になると予想される。

(画像:Google)

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