
Googleは米国時間5月1日、iPhone向け 「Gemini」 アプリの最新版(v1.2025.1662203)を公開。ホーム画面ウィジェット機能を新たに追加した。アップデートの内容としては、先月追加したロック画面、コントロールセンター、アクションボタンに続くかたちで、iOS上における体験をさらに拡充する内容となっている。
iPhone向け 「Gemini」 アプリにウィジェット機能が追加
今回追加されたウィジェットは2種類。ひとつ目は2×2のグリッド形式で、4つの機能アイコンを備えるコンパクトな正方形タイプ。左上には特徴的な「Geminiスパークル」アイコンが配置されており、タップすることでアプリとキーボードが即座に起動する。無料ユーザーの場合は青紫色、有料のGemini Advancedユーザーは赤みを帯びた色合いになる仕様で、ひと目でプランの違いが分かるデザインだ。
残りの3つのアイコンは、それぞれ音声入力用のマイク、カメラ起動による画像追加、そして「Gemini Live」と呼ばれるフルスクリーンモードの起動ボタン。音声・画像・ライブ入力という多様なプロンプト手段に素早くアクセスできるのが特徴だ。
もうひとつのウィジェットは横長の長方形デザインで、「Ask Gemini」と書かれたバーが中央に配置される。バーの右端にはマイクがあり、ここから音声入力を開始できる。バーの下部には、ファイルアップロード用のシステムピッカーと、ギャラリーから画像を選択するためのショートカットが並ぶ。
両ウィジェットとも、Googleの検索アプリをベースにしたUIスタイルを採用しており、Android版と比較しても統一感のあるデザインとなっている。iPhoneユーザーの間では以前からウィジェット対応が要望されており、今回のアップデートはそうした声に応えるかたちとなった。
一方で、iPadへの最適化に関する声も根強い。現在Androidタブレットには最適化UIが提供されているものの、iPadでは未対応のままとなっていることから、今後のアップデートでの対応が待たれるところだ。
(画像:Apple)