Galaxy Z Fold7、ドコモ・au・ソフトバンクでの取り扱いが決定

NTTドコモ、KDDI (au)、ソフトバンクは、サムスン電子の新型折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold7」の取り扱いを発表した。

発売は、auとソフトバンクが8月1日(金)、ドコモが8月上旬以降を予定。いずれのキャリアも予約受付は7月17日(木)から開始する。取り扱いカラー・ストレージ容量は以下。

ドコモ

店頭・オンライン
・ブルーシャドウ (256GB)

オンライン限定
・ブルーシャドウ (512GB)
・ジェットブラック (256GB/512GB/1TB)

au

店頭・オンライン
・ブルーシャドウ (256GB)
・シルバーシャドウ (256GB)

オンライン限定
・ジェットブラック (256GB/512GB/1TB)

ソフトバンク

店頭・オンライン
・ブルーシャドウ (256GB)

スポンサーリンク

Galaxy Z Fold7とは

「Galaxy Z Fold7」は、Foldシリーズ史上最大の進化を遂げたモデルだ。閉じた状態での本体の厚さはわずか8.9mmと、初代Fold (17.1mm) からほぼ半分に薄型化。展開時でも約4.2mmと非常にスリムで、バータイプのスマートフォンと並べても違和感がない。実際に手に取ると、折りたたみ機であることを忘れるほどの取り回しやすさを実感できる。

この薄さと軽さ (215g) を支えているのが、新たに設計された「アーマーフレックスヒンジ」だ。部品そのものを薄型化しつつ、ヒンジ構造を最適化することで厚みを抑え、内部のスペース効率を高めている。さらにヒンジ内部に余裕が生まれたことで、ディスプレイの中央の折り目がより緩やかになり、見た目の美しさと操作時の快適さの両面で改良されている。

ディスプレイ周辺の強度も強化された。メインディスプレイには新たにチタンプレート層が追加され、外側のカバー画面には「Gorilla Glass Ceramic 2」を採用。これにより、スリムなデザインながらも優れた耐衝撃性・耐傷性を両立している。ただし、Sペンには非対応となり、スタイラスを活用していたユーザーにはやや残念な変更点といえる。

ディスプレイサイズは、閉じた状態で約6.5インチ、開くと約8インチのAMOLEDを搭載。リフレッシュレート (1〜120Hz) やピーク輝度 (2,600ニト) は先代モデルから据え置きだが、閉じたときの横幅が広がったことで、SNSやメッセージアプリの文字入力がしやすくなるなど、実用面では改善が図られている。

カメラ性能も大幅に進化した。メインカメラには初めて2億画素のセンサーを搭載し、Ultraクラスの性能に到達。超広角カメラもオートフォーカスに対応し、マクロ撮影も可能となった。ナイトグラフィー性能も強化され、10-bit HDRにも対応するなど、暗所や逆光下でも色鮮やかに撮影できるようになっている。インカメラも1,000万画素のパンチホール式へ変更され、より自然な自撮りやビデオ通話が可能となった。

プロセッサには最新の「Snapdragon 8 Elite for Galaxy」を採用し、メモリは最大16GB。AI機能もさらに進化しており、「消しゴムサジェスト」や「オーディオ消しゴム」ではワンタップで写真や音声の編集が可能。さらに、Samsung Healthと連携しておすすめを提示するマルチモーダルAIや、ウェブの翻訳・要約を行う「ウェブアシスト」など、実用性の高いAI体験が盛り込まれている。

バッテリーは前モデルと同じ4,400mAhながら、SoCの省電力化によって駆動時間が向上。IPX8/IP4Xの防水・防塵性能、顔認証と指紋認証の両対応、eSIMとWi-Fi 7のサポートなど、日常使いに必要な基本性能も抜かりない。OSにはAndroid 16ベースの「One UI 8」が搭載され、7世代のOSアップデートと7年間のセキュリティ更新も保証されている。

タイトルとURLをコピーしました