カバー画面遂に全面化。「Galaxy Z Flip7」 が発表〜スペック・発売日・価格まとめ

サムスン電子は現地時間7月9日に開催された「Galaxy Unpacked」にて、最新の縦折りスマートフォン「Galaxy Z Flip7」を発表した。

本モデルは、カバー画面がフルスクリーンになったことで、本体を折りたたんだままカバー画面で様々な生成AI体験ができるようになったのが大きなポイントだ。

256GBモデルと512GBモデルの2種類を用意し、公開市場版の価格は256GBが164,800円、512GBが182,900円 (どちらも税込)。発売は8月1日(金)、予約受付は7月17日(木)から開始する予定だ。

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全面に広がったカバーディスプレイ。本格的に「閉じたまま」使えるように

Galaxy Z Flip7の最大の特徴は、フルスクリーン化された4.1インチのカバー画面だ。これまで一部の情報確認や簡易操作にとどまっていた「折りたたみ時の使い方」が、今作で大きく拡張された。

カバー画面のベゼル幅はわずか1.25mmで、リフレッシュレートは最大120Hz。ビジョンブースター搭載のAMOLEDディスプレイは最大2,600ニトのピーク輝度のおかげで直射日光下でも視認性は抜群だ。

大きくなったカバー画面では、「Now Brief」が大活躍してくれる。Now Briefはユーザーの行動や今後のスケジュール、ユーザーの興味関心に基づいた情報をまとめて表示してくれるAI機能で、大きくなったカバー画面のおかげで情報が見やすくなり、わざわざ本体を開くことなく、瞬時に欲しい情報を手に入れられる。

カバー画面が大きくなると、より壁紙にもこだわりたくなるもの。今回のZ Flip7では、好きな写真や画像を壁紙に設定して位置を調整すると、時計の形が被写体に合わせて変化し、一体感のあるカバー画面を作れる「ストレッチクロック」が利用できるようになった。

本体を開くと、6.9インチに大型化したメインディスプレイが登場。映像コンテンツなどをより大きな画面で楽しめるようになった。メインディスプレイもカバー画面と同様、最大2,600ニトのピーク輝度と最大120Hzのリフレッシュレートに対応する。

本体を開いたときの厚さは、Z Flip史上最薄となる6.5mm。この薄さはカメラモジュールやバッテリーなどの内部部品を見直したことで実現しており、現行の縦折りスマホのなかでは最薄だとサムスン電子はアピールしている。また、ヒンジ部分には高い強度を持った素材と新構造を採用したことで、耐久性もしっかりと確保している。

本体サイズは本体を開いた状態で約75.2×166.7×6.5mm、閉じた状態で約75.2×85.5×13.7mm。重量は約188g。

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カメラは引き続きデュアル構成。フレックスモード ✕「Gemini Live」で服選びも便利

アウトカメラはデュアル構成。広角カメラは引き続き5,000万画素で、明るい場所でも肌色が自然に再現され、逆光時の白飛びも抑えられる。超広角カメラも先代モデルから引き続き1,200万画素だ。

画素数やカメラ構成は先代モデルから変わらなかったものの、お気に入りの写真からオリジナルのフィルターを生成する機能や、ズームスライダーでの片手ズーム、どのカメラがアクティブなのかを明示するUIなど、ユーザー目線の改善が随所に盛り込まれたことで、撮影がより便利に。

カバー画面でプレビューを表示してアウトカメラでセルフィーを撮影する際には、カメラ起動時やカメラモードの切り替え時にレンズ周辺が光って状態を知らせてくれる便利機能も追加されている。

インカメラは1,000万画素。フレックスモード(画面を半分だけ折りたたんで本体を固定するモード)を使って写真や動画を撮影するときにも、先代モデルと変わらない品質で撮影できる。

ちなみに、カメラの映像を使ってAIとやりとりする「Gemini Live」を使うときには、フレックスモードが便利。ビデオ通話で友人に尋ねるように、「今日はどのジャケットがいいと思う?」「リップの色はどっちが合う?」と問いかければ、AIがユーザーの意図を汲み取って音声で返答してくれる。スマホを片手に持つ必要がないことから、両手を使って2つのものを比較してもらうのも簡単だ。

Z Flipシリーズ最大のバッテリーで最大31時間駆動が可能。SoCはExynos 2500に

Z Flip7は史上最薄の6.5mm筐体を実現しながらも、Flipシリーズ最大となる4,300mAhの大容量バッテリーを搭載した。新しいSoCとの組み合わせにより、最大31時間の動画再生を可能にした。これは2世代前のZ Flip5 (3,700mAh) の約20時間から、実に11時間も延びたことになる。

ただし、国内モデルに搭載されるSoCは、QualcommのSnapdragonではなく、Exynos 2500を搭載する。Z Fold7に搭載されている最新SoC「Snapdragon 8 Elite for Galaxy」との性能差がどれほどあるのか気になるところだが、Z Flipを利用するユーザーはZ Foldユーザーに比べて、高画質な画像や動画を編集するといった負荷の高い作業を頻繁にする層ではないと思われることから、あまり気にしなくても良い部分ではありそうだ。

メモリ(RAM)容量は12GB、ストレージ容量は256GB/512GBを用意する。

防水防塵性能・生体認証などその他仕様

防水・防塵性能は先代モデルから変わらずIPX8/IP4Xに準拠。水回りや埃っぽい場所でも安心して使用できる。

通信まわりでは、最新のWi-Fi 7に対応したほか、eSIMも引きつづき対応。生体認証は、顔と指紋の両方が利用できる。

なお、OSはAndroid 16をベースにした「One UI 8」を搭載し、7世代のOSアップグレードと7年間のセキュリティアップデートを保証する。

カラー・価格・予約情報まとめ

本体カラーは「ブルーシャドウ」「ジェットブラック」「コーラルレッド」の3色に加えて、Samsungオンライン限定の「ミント」も用意されている。

公開市場版(Samsungオンラインショップ)の価格は、256GBが164,800円、512GBが182,900円 (どちらも税込)。発売は8月1日(金)、予約受付は7月17日(木)から開始される予定だ。

Galaxy Z Flip7の発売を記念して、Samsungオンラインショップでは予約キャンペーンが実施。7月31日(木)23:59までにGalaxy Z Flip7を予約購入すると、特典として純正モバイルバッテリー「45W Battery Pack 20,000mAh (ベージュ)」がもれなくプレゼントされる。また、Galaxy Z Flip7と同時に対象アクセサリーを購入すると、アクセサリーが最大50%オフになるキャンペーンも実施される。

Samsungオンラインショップでのキャンペーンの詳細についてはこちらの特設ページをチェックいただきたい。

Galaxy Zシリーズ取材
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