世界企業番付｢Fortune Grobal 500｣ 2021年版が発表。Walmartが8年連続の1位、Appleは6位に

現地時間2日、米Fortune紙は世界企業番付｢Fortune Grobal 500｣の2021年版を発表した。

｢Fortune Grobal 500｣ 2021年版が発表、Appleは6位

｢Fortune Grobal 500｣は、全世界の企業の中から、もっとも高い売上を記録した500社をランキング化したもの。

今年の1位は小売大手ウォルマート。2位は中国のState Grid、3位は米国通販のAmazon、4位は中国の燃料系企業である中国石油集団(CNPC)、5位は中国の国営石油企業シノペック・グループがラインクイン。6位には米国テック企業Appleがランクインした。

以下が今年のランキング (上位30位まで抜粋) 。昨年同様ウォルマートがトップに君臨するかたちとなった。なお、ウォルマートは今年で8年連続の1位となっており、過去16回目の1位を獲得したことになる。

	企業名	総売上高 ($M)
1	Walmart	＄559,151
2	State Grid	＄386,617
3	Amazon	＄386,064
4	China National Petroleum	＄283,957
5	Sinopec Group	＄283,727
6	Apple	＄274,515
7	CVS Health	＄268,706
8	UnitedHealth Group	＄257,141
9	Toyota Motor	＄256,721
10	Volkswagen	＄253,965
11	Berkshire Hathaway	＄245,510
12	McKesson	＄238,228
13	China State Construction Engineering	＄234,425
14	Saudi Aramco	＄229,766
15	Samsung Electronics	＄200,734
16	Ping An Insurance	＄191,509
17	AmerisourceBergen	＄189,893
18	BP	＄183,500
19	Royal Dutch Shell	＄183,195
20	Industrial & Commercial Bank of China	＄182,794
21	Alphabet	＄182,527
22	Hon Hai Precision Industry	＄181,945
23	Exxon Mobil	＄181,502
24	Daimler	＄175,827
25	China Construction Bank	＄172,000
26	AT&T	＄171,760
27	Costco Wholesale	＄166,761
28	Cigna	＄160,401
29	Agricultural Bank of China	＄153,884
30	Cardinal Health	＄152,922

Fortuneによると、今年Grobal 500にランクインした企業の合計売上高は、昨年に比べて4.8％減少した31.7兆ドルであったとのこと。

原因はやはり新型コロナウイルス。各国のロックダウンなどが消費額の減少を引き起こしたとしている。とはいえ、Grobal 500にランクインした企業全体の売上高は、世界全体のGDPの1/3を締めるという。世界中の富が、どんな企業に集まっているのか、容易く理解できるランキングと言えるだろう。

なお、Appleはランキング自体は6位となったが、売上高ではなく収益性という点に着目した場合、世界でもっとも高い収益性を持つ会社ということになるようだ。Appleの2021年度の収益は570億ドルで、前年比較で550億ドル増加している。

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