
富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は1月13日、都内で報道関係者向けの新製品発表会を開催。2026年春モデルとして、4シリーズ7機種の新型PC製品を発表した。
2026年春モデルの特徴としては、Microsoftが定義する高度なAI PC要件「Copilot+ PC」への本格対応に加えて、AMD・Qualcomm・インテルの3陣営のプロセッサを用途別に使い分けた点が挙げられる。FMVブランドの「全部入り感」はそのままに、AI時代を意識した整理が進んだ印象だ。
MV Note Aシリーズ「A79-L1」
まず象徴的なのが、FMV Note Aシリーズの新モデル「A79-L1」だ。FMVの大画面ノートとして初めてCopilot+ PCに対応し、最大50TOPSのNPUを備えるAMD Ryzen AI 7 445プロセッサを採用する。
ローカルAI処理を前提とした構成で、FMV独自のAIアプリ「Reclip」や「PowerDirector for FMV」を標準搭載する点も、実用を強く意識している。
デザイン面では、ベゼルカバーレス構造を採用し、つなぎ目を感じさせないシンプルな外観に仕上げた。ダイヤモンドカットを施したアルミボディは質感重視で、キーボードにはおなじみの「キーボードマイスター」監修による2段階押下圧・バックライト付きキーボードを搭載する。見た目と打鍵感、どちらもFMVらしさをきっちり押さえた構成だ。
直販のWEB MARTでは、OSやCPU、メモリを用途に応じて選べるカスタムメイドモデル「WA4-L1」も展開する。CPUはRyzen AI 7 445に加えてRyzen AI 5 430も選択可能となり、価格と性能のバランスを取りたい層にも対応する。
カスタムメイドモデルは3年保証が標準で付属し、最大5年の延長保証や落下・水こぼしに対応するワイド保証など、長く使う前提のサービス設計は法人・個人問わず安心材料になる。
「A79-L1」とカスタムメイドモデルの「WA4-L1」ともに、発売は2月中旬を予定。「WA4-L1」は1月13日から受注受付を開始している。
FMV Note Pシリーズ「P75-L1」
16.0型の大画面を備えるFMV Note Pシリーズには、光学ドライブを省いた軽量・薄型設計が特徴の「P75-L1」が登場。
AMD Ryzen 7 250プロセッサを搭載し、AI処理にも対応しつつ、MIL規格準拠の堅牢性とバッテリー交換対応という “実務向けFMV” の伝統を維持している。
HDMI、USB Type-C×2、Type-A×2といった端子構成も実用重視で、デスク環境との親和性が高い。こちらもWEB MART限定の「WP1-L1」ではRyzen 5 230を含むカスタマイズが可能だ。
直販のWEB MARTでは、P75-L1をベースにCPUをAMD Ryzen 7 250 プロセッサと、AMD Ryzen 5 230 プロセッサから選択できる「WP1-L1」がカスタムメイドモデルとして用意。OSやメモリのカスタマイズも可能だ。
発売は「P75-L1」が1月16日、カスタムメイドモデルの「WP1-L1」は1月中旬を予定。「WP1-L1」は1月13日から受注受付を開始している。
FMV Note Uシリーズ「UQ-L1」「U59-L1」
今回、より戦略的な動きが見えるのが「FMV Note U」シリーズだ。14.0型のモバイルノートとして「UQ-L1」と「U59-L1」の2機種を用意し、前者にはFMV初となるSnapdragon X、後者にはインテル Core Ultra 5を搭載する。Copilot+ PC対応、超長時間駆動、軽量設計というモバイルPCの要件を、異なるアーキテクチャで満たしにいく構えだ。
「UQ-L1」は、Snapdragon X X1-26-100プロセッサを採用し、省電力性能を前面に押し出す。本体重量は約876gと非常に軽く、MIL規格準拠の堅牢性も確保する。
「U59-L1」は、インテル Core Ultra 5 226Vを搭載し、最大40TOPSのNPUによってAI機能を活用した効率的な作業をサポート。本体重量も約908gと軽量で持ち運びに優れる。ディスプレイはタッチ操作に対応しており、直感的な操作が可能だ。
キーボードは「UQ-L1」「U59-L1」ともに、キーボードマイスター監修のバックライト付き2段階押下圧キーボードを搭載。インターフェースはHDMI、USB Type-C×2、USB Type-A×2、microSDカードスロット、有線LAN など薄型軽量路線としてはかなり充実している。Type-CはThunderbolt 4 USB4、Power DeliveryとDisplayPort Alt Modeに対応し、様々な周辺機器との接続が可能だ。
直販のWEB MARTでは、カスタムメイドモデルとして、一色の上質なデザインと厳選されたアプリを搭載した「WU6-L1」と、U59-L1をベースにインテル Core Ultra 7 256V/Core Ultra 7 258V やタッチパネルの有無を選択できる「WU1-L1」を用意。どちらもOS、メモリなどをカスタマイズ可能だ。
発売は「UQ-L1」が1月29日、「U59-L1」は2月中旬を予定。WEB MARTカスタムメイドモデルは、「WU6-L1」が1月下旬、「WU1-L1」が2月中旬の発売を予定しており、受注受付は1月13日から開始している。
FMV Desktop Fシリーズ「F77-L1」「F75-L1」「F55-L1」
一体型デスクトップ「FMV Desktop F」シリーズには、「F77-L1」「F75-L1」「F55-L1」の3モデルが追加。発売は3モデルとも1月16日を予定している。
27.0型の大型液晶を搭載した 「F77-L1」は、 FMVの一体型デスクトップとしては初となるCopilot+ PCに対応。 AIを活用した作業をスムーズに行うことができる。
23.8型の液晶を搭載した「F75-L1」は、AMD Ryzen 7250を搭載。動画視聴や日常のマルチタスクといった軽い作業をスムーズにこなせる性能を備えつつも、AIを活用した作業やビジネスシーンでも幅広く活躍してくれる。
同じく23.8型の液晶を搭載した「F55-L1」は、従来のモデルよりCPUの基本性能を強化。AMD Ryzen 5 220を搭載し、ビジネスから日常利用、ライトなクリエイティブ作業まで幅広いシーンで活躍できる。
直販のWEB MARTでは、F77-L1をベースに4KディスプレイやAMD Ryzen AI 7 350とAMD Ryzen AI 5 340を選択できる「WF3-L1」、23.8型の液晶を搭載し、CPUにAMD Ryzen AI 7 350を搭載できる「WF2-L1」、F75-L1とF55-L1をベースに、 AMD Ryzen 3 210を搭載できる「WF1-L1」を用意する。発売はいずれも1月中旬を予定しており、1月13日から受注受付を開始している。
