PlayStation初のファイトスティック「FlexStrike」2026年発売へ

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、PlayStationブランドとして初となる格闘ゲーム専用の公式ファイトスティック「FlexStrike™ ワイヤレスファイトスティック」を正式発表した。

これまで「Project Defiant」のコードネームで開発が進められてきた製品で、PlayStation 5およびPCに対応。2026年の発売を予定している。

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ワイヤレス×低遅延の競技向けファイトスティック「FlexStrike」2026年に発売へ

本製品は、格闘ゲームファンやeスポーツプレイヤーに向けて設計された完全新規デバイスで、SIEが自社で企画・開発を手がけたこと自体が初の試み。「ワイヤレスでの快適な対戦」「プロレベルのカスタマイズ性」「持ち運びやすさ」を3本柱に、競技レベルの入力精度と実用性を両立したという。

FlexStrikeの特徴は、SIE独自のワイヤレス接続技術「PlayStation Link」への対応だ。有線接続に加え、USBアダプターを用いた超低遅延のワイヤレス通信が可能となっており、従来のファイトスティックの課題であった入力遅延への不安を解消している。

加えて、USB-C端子に対応した最新のPlayStation Linkアダプターが同梱され、最大2台のFlexStrikeを1つのアダプターで同時接続することも可能だ。

構造面では、メカニカルスイッチ式のボタン、交換可能なリストリクターゲート(正方形/円形/八角形)が標準装備されており、これらのパーツは本体内蔵ストレージに収納できる仕組みになっている。

また、持ち運びを前提に設計されたスリングキャリーケースも付属。USB-Cケーブルやゲート類もまとめて収納でき、トーナメント遠征や対戦会への移動にも配慮されている。

人間工学に基づいた本体デザインも注目ポイント。滑りにくい底面パネルや適度に傾斜のある天面、高品質なデジタルスティックを採用することで、長時間のプレイでも安定した操作性を保つ。さらに、内蔵バッテリーにより、ケーブルレスで即座にプレイを開始できる点も大きな魅力となっている。

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DualSenseの補完や音声機器との同時使用も可能

FlexStrikeは、PS5本体にペアリング済みであれば、PSボタンを押すだけでコンソールの電源を入れることができる。加えて、DualSenseワイヤレスコントローラーと同時接続することで、メニュー操作用に使い分けるといった活用も想定されている。

また、音声周りの連携として、PS Link対応の「PULSE Elite ワイヤレスヘッドセット」や「PULSE Explore ワイヤレスイヤホン」との同時接続に対応しており、ひとつのアダプターで入力機器とオーディオ機器を同時利用できる。

操作のカスタマイズ面では、レバーモードスイッチで方向入力の方式を切り替えられるほか、ロックスイッチによって試合中の誤操作も防止できる。タッチパッドを含めたDualSenseのボタン入力と互換性がある点も、PS5用周辺機器としての使い勝手を広げている。

なお、EVO 2025では本体とキャリーケースを一般公開する展示が予定されており、会場内の「Fight Stick Museum」や「アークシステムワークス」のブースにて直接確認できる。

価格や正式な発売日は今後の続報を待つ必要があるが、SIE初のファイトスティックとして、競技シーンだけでなく多くの格ゲーファンにとって待望の製品となりそうだ。

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(画像:ソニー・インタラクティブエンタテインメント)

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