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『Figma Weave』正式公開。「Weavy」買収をベースにAI制作環境を再構築、20以上のワークフローを提供

ブラウザベースの共同デザイン・プロダクト開発プラットフォームを手がけるFigmaは、新たなビジュアル制作環境「Figma Weave」を正式発表した。

AIモデルとプロ向け編集ツールを組み合わせ、画像・動画・音声・3Dアセットの生成と編集を一つの画面で行えるようにしたサービスだ。

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ビジュアル制作を刷新する「Figma Weave」公開。Weavy統合で進むAIネイティブ化

Figma Weaveは、2025年10月にFigmaが買収した「Weavy」をベースに再構築されたものだ。メディア制作の現場では、生成AIの活用が進む一方で、従来の制作工程との分断や品質管理の難しさが課題となっていた。こうした状況を踏まえ、AIの生成能力と従来の制作フローを一つの環境で扱えるようにする目的で開発された。

ビジュアルキャンバス上で複数のAIモデルを組み合わせながら、制作工程を段階的に制御できる点が特徴。制作プロセスを分解し、それぞれの工程を調整しながらスケールできる設計となっている。

機能面では、20以上のワークフローテンプレートを用意。画像から動画への変換、3Dモデルの生成、スタイルの組み合わせ、画像生成モデルの比較など、用途に応じた作業をすぐに始められる。こうしたテンプレートは再利用も可能で、チームごとの制作フローを構築しやすくしている。

今後はFigmaの既存プラットフォームとの連携も強化する予定で、デザインやプロダクト開発の流れの中で自然に使えるようにする。完全な統合は2026年後半を見込む。

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NVIDIAは12K映像制作に活用。大手企業での活用も進む、制作工程の変化

Figma Weaveはすでに企業での導入が進んでいる。半導体大手のNVIDIAでは、米ラスベガスで開催された大型展示会「CES」の基調講演向けの映像制作に活用した。まず低解像度の3Dモデルで構図やカメラアングルを決め、その後4Kの高精細な映像を作成。さらに12Kまで解像度を引き上げ、細部を調整している。ライティングの確認も、AIエージェントを使って事前に行った。

一方、配車サービスを展開するLyftのCreative Studioでは、ブランド用ビジュアル制作に導入。少人数チームでベース画像を撮影し、その後の背景や車種、都市、照明条件の差し替えをWeave上で行うことで、拡張可能なコンテンツライブラリを構築している。

Figmaは今回の発表にあわせ、一部ユーザーに1,000 Weaveクレジットを提供する。生成AI機能を試せる機会とする狙いだ。サービスは専用サイトから利用でき、ワークフローテンプレートはコミュニティページで公開されている。

(画像:Figma)