近年大きな成長を見せているウェアラブル・スマートウォッチ市場に、Facebookが参入か。
The Infomationが公開した新しいレポートによると、Facebookはメッセージ送信や健康機能に焦点をあてたスマートウォッチの開発に取り組んでいるとのこと。
Facebookがセルラー通信対応スマートウォッチを開発中
レポートの内容によると、Facebookが開発中のスマートウォッチはMessengerやWhatsAppなどでのメッセージ送信に対応していて、スマートフォンがなくてもセルラー通信により動作できる仕様であるという。
健康機能としては友人とのワークアウトを追跡したり、トレーナーとコミュニケーションを取るためのオプションが搭載。Pelotonのようなオンラインのエクササイズ講座を提供する企業のサービスに接続できるとも伝えられている。
搭載OSはAndroidOSをベースとしたものになり、価格は製造コストに近い、つまり比較的安価な価格帯での販売を計画しているようだ。Facebookは同スマートウォッチを来年に発売することを目標としていて、2023年には第2世代モデルの発売も計画中であるとのこと。
現在のウェアラブル・スマートウォッチ市場はApple Watchが大きなシェアを獲得しており、これからの市場参入はかなり厳しいものになることが予想される。また、個人データの流出などFacebookのデータ管理の甘さに懸念をもつユーザーも多いことから、シェアの獲得は困難を極めるのではないだろうか。
ただし、FacebookはVRヘッドセット 「Oculus Quest 2」 を初代モデルから大幅に安く販売したことで大きな注目を集めるなど、安価なデバイスを提供して市場を注目を集めることに成功している。噂のスマートウォッチも比較的安い価格での販売が検討されていることから、ライト層などでシェアを伸ばせる可能性がありそうだ。
情報によると、Facebookのスマートウォッチの開発はかなり進んでいる状態であるという。まだプロジェクトが廃棄される可能性もあるというが、来年の発売を目指しているという話もあったことから、今後開発が進むことでより具体的な情報が出てくる可能性がある。Facebookのスマートウォッチが気になる方は今後の情報に注目しておこう。
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[ via MacRumors ]