未発表のApple製品が、ユーラシア経済委員会 (EEC:Eurasian Economic Commission) のデータベースに新たに登録されたことが判明した。
9to5Macによると、未発表のMacとみられる未知のデバイスが同データベースに登録されたとのこと。現時点で何の製品か特定することはできないが、これまでの噂や過去のデータなどを考慮すると、この未知のMacの正体は、今年後半に登場するとみられている新型MacBook Proである可能性が高そうだ。
新型MacBook ProがEECのデータベースに登録か
EECは、ロシアやカザフスタンなどが属するユーラシア経済連合の管理機関で、ユーラシア経済連合の地域で暗号化された技術を採用した製品を販売する際、同管理機関にデバイスを事前登録する必要がある。もちろんAppleも例外ではなく、新製品を出す数週間~数ヶ月前にEECに未発表デバイスを登録するのが通例となっている。
今回このEECのデータベースに、未発表のMacが新たに登録されている。報告されたのは、A2442とA2485という番号が割り振られたふたつのデバイス。
EECのデータベース上では、「macOS 12 Monterey」 が動作する旨が記載されていることから、既存モデルではなくまだ発表されていない未知のMacであること。また、macOS 12 Montereyは今年秋にリリース予定であることから、その発売時期は今秋以降(9月以降)である可能性が高い。
これらを加味すると、今回発見されたデバイスはおそらく噂の M1Xチップ搭載の新型MacBook Proだろう。次期MacBook Proは14インチ・16インチモデルの2つの機種が用意される予定。
ディスプレイにはミニLEDディスプレイや24インチiMacのようなフラットエッジデザインが採用され、プロセッサにはM1チップよりも高性能な次期Apple Siliconが搭載されることで、性能の向上や複数台の外部ディスプレイへの映像出力が可能になるとみられている。また、Touch Barの廃止やSDカードスロット・HDMIポートの復活なども噂されている。
次期MacBook Proについては、すでに多くのアナリストやジャーナリスト、リーカーが存在を明らかにしており、その発売時期は 「2021年後半」 との予測が濃厚視されている。もし、今回本当にEECのデータベースに登録されたのであれば、その発売時期がいよいよ迫っている可能性が高い。数ヶ月以内に新型MacBook Proが披露されることになるのかもしれない。
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