次期「Essential Phone」開発打ち切りか、さらに全社売却も検討

Androidの産みの親 Andy Rubin氏が立ち上げたEssentialが、現在苦境に立たされているようだ。

Bloombergによると、Essentialは現在、開発中の「Essential Phone 2」の計画を廃止し、全社売却を検討しているとのこと。やはり、現行モデル「Essential Phone」の売れ行きが芳しくないらしい。

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「Essential Phone 2」の計画を廃止、全社売却を検討中

同メディアの報道によると、Essentialは「Essential Phone」に対して1億ドル以上の投資をしたものの、実際にこれまで出荷されたのはわずか15万台。

発売当初は期待されていた同スマートフォンだったが、カメラ性能がイマイチだったことや価格が思いのほか高かったことなどが影響し、当初の見込みを下回る2万台の販売実績となった。

その後、昨年10月には価格を699ドルから200ドル引き下げた、499ドルで販売していたが、それでも15万台と低調であることから、次期モデルの開発を終了する見込みであるという。今後、同社のエンジニアたちはスマートホーム分野の製品を開発する予定で、来年リリース予定であるとのこと。

ただし、この新製品を見ることもなく、Essentialは売却されてしまうかもしれない。上層部は、特許や現在の製品、エンジニアたちを含めて全社売却する可能性があるという。民間企業の分析によると、Essentialは1年前の時点で9億~10億ドルの価値がある。

ちなみに、当のAndy Rubin氏は今回の報道を否定することはせず、未来の革新的な製品について精一杯取り組んでいる、とコメントしている。

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