Epic Gamesストアのスマホ版アプリが登場。現時点で国内ではAndroid版のみ利用可能、今後iOS版もリリースへ

Epic Gamesは8月16日、同社が運営するデジタルゲームストア 「Epic Gamesストア」 のスマートフォン版 (iOS/Android) をリリースした。ローンチタイトルは、『フォートナイト』『Rocket League Sideswipe』と新作のモバイル向け『Fall Guys』の3タイトル。

スマートフォン版のうち、Android版は日本を含む全世界で本日から利用可能。iOS版は、現時点では欧州連合 (EU) 圏内のみで利用が可能だ。

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「Epic Gamesストア」 のスマホ版がリリース

スマートフォン版 「Epic Gamesストア」 は、iOSやAndroid向けのゲームを購入したり、プレイすることができるアプリ。App StoreやGoogle PlayのようなOSプラットフォーマーが提供するストアを介さずにゲームを購入し、スマートフォンに導入できることから、両ストアの手数料を上乗せすることなく、Web上の 「Epic Gamesストア」 と同じ価格でゲームを購入できる。俗に言う 「サイドローディング」 ができるアプリというわけだ。

Epic Gamesは、以前にスマートフォン版『フォートナイト』でAppleやGoogleが提供する決済システムを使わず、独自の決済システムによってユーザーが課金できるようなアップデートを実施したことで利用規約に抵触したという理由で、App StoreとGoogle Playの両ストアからアプリが削除されていた。

当時Epic Gamesは、この件について 「独自の決済システムの導入を認めるべき」 だと反論しており、AppleとGoogleに対して裁判も起こしていた。

その後、EUにおいては、スマートフォン向けアプリの配信や決済について、市場の外部開放を義務付ける 「Digital Markets Act (DMA:EUデジタル市場法)」 が発行。これを受け、AppleはEU圏内においてサードパーティのストアからのアプリ配信を認めるなどの対応を発表していた。

今回のスマートフォン版 「Epic Gamesストア」 の配信が実現した背景には、これら一連の経緯が関係しているものと考えられる。Epic Gamesは、将来的にはすべての開発者がEpic Gamesストアを通じてゲームやアプリを利用できるようにする予定としている。

なお、現時点でiOS版アプリが利用できる地域はEUのみに限定されているが、日本においても今年6月12日に 「スマートフォンにおいて利用される特定ソフトウェアに係る競争の促進に関する法律」 が成立しており、2025年までに施行予定であることから、同法律が施行されることで、国内でもiOS版アプリが利用できるようになるものとみられる。

(画像:Epic Games)

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