世界最大規模のゲーム見本市 「E3」 。新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、昨年とおなじくオフライン開催を見送り、オンラインでの開催とされていたが、今年は残念ながらオンラインイベントも開催されないようだ。
現地時間3月31日、Entertainment Software Association (ESA)は 「E3 2022」 の開催を見送ることをGamesIndustry.bizやIGNなど海外ゲームメディアに通達している。
さらに、RazerのPR担当Will Power氏はESAより 「E3 2022」 開催中止の知らせが届いているとTwitterで報告している。
Just got an email… It’s official, E3 digital is official cancelled for 2022. Lots of mixed feelings about this…
— Will Powers 🛫 NYC (@WillJPowers) March 31, 2022
ESAは2023年のイベント復活に向けて再編成を計画しているとのこと。オフライン/オンラインの両方で開催できるよう全力を尽くしていくとしている。
なお、オフラインだけでなく、オンラインでの開催も中止する理由については直接的に言及されていないものの、「来年のショーケースにリソースを集中するため」 と説明している。
ただ、新型コロナウイルスのパンデミックがはじまったあたりから、ゲームメーカー各社による独自のオンライン発表会が行われるようになっていたことを踏まえると、昨今は 「E3」 の存在感が徐々に薄くなってきていると言わざるを得ない。代わりに台頭してきた 「Summer Game Fest」 が実質的にE3の役割を担っている状態となっている。
(画像:Entertainment Software Association)