3月18日、NTTドコモは 「5G・新サービス・新商品発表会」 をオンラインで開催。5G (第5世代移動通信システム) の商用サービスで利用できるスマートフォンとして、「Xperia 1 II」 を2020年4月下旬に発売することを発表した。
端末価格は123,552円(税込)、本日よりドコモオンラインショップで予約受付が開始されている。
「Xperia 1 II」 の特徴
「Xperia 1 II」 は、2019年5月に発売した「Xperia 1」 の後継機種で、シリーズ初の5G対応モデル。読み方は 「エクスペリア ワン マークツー」 。
縦長6.5インチ4K有機ELディスプレイが搭載。HDRにも対応するため、明暗をくっきりと映し出すことが可能。アスペクト比率21:9の縦長画面のおかげでシネスコ比率の映画を画面いっぱいに広げて見たり、アプリを上下分割して表示するマルチウィンドウ機能が利用できる。新機能として上下のアプリをスムーズに切り替えられる 「マルチウィンドウスイッチ」 にも対応する。
さらにモーションブラーリダクション (画面の残像を低減する機能) に対応しており、ブレの少ない映像を楽しみことができる。ソニーによると90Hzディスプレイ同等の表示ができる。また、SDR映像コンテンツをHDR相当の画質で美しく表示する「HDRリマスター」にも対応する。
端末サイズは166mm×72mm×7.9mm。重量は181グラム。機能が強化されていながらも、先代の 「Xparia 1」 に比べて小型化が実現されている。
搭載プロセッサはQualcommのSnapdragon 865。SamsungのGalaxy S20シリーズにも採用されている高性能プロセッサだ。CPU・GPU性能ともに25%の高速化が図られている。RAM(メモリ)容量は8GBで、ストレージ容量は256GB。
カメラ性能に力を入れるソニーだが、今回の 「Xperia 1 II」 に搭載される背面カメラはトリプルレンズ仕様。1,200万画素センサーが3つ(16mm/f2.2、70mm/f2.4、24mm/f1.71:35mm換算)搭載されていて、いずれも像面位相差AFに対応。16mmと24mmのカメラについてはデュアルAF仕様となっている。さらに70mmと24mmカメラの間には3D iToFセンサーも用意される。
デジタル一眼カメラαシリーズで培った技術によって、60回/秒のAF/AE演算を行うコンティニュアスAFを可能にし、世界で初めて1AF/AE追従最高20コマ/秒の高速連写を実現した。参考までに先代モデルは10コマ/秒だったため、性能は倍に。動いている子どもや動物の撮影、動きが速く不規則なスポーツ撮影などにおいても、高い精度で被写体にフォーカスを合わせて追従し、撮り逃したくない大切な一瞬を捉えるとしている。
さらに、AIによる「リアルタイム瞳AF」機能を新搭載。人物に加えて新たに動物の瞳も検出し、素早く動く動物の瞳にもフォーカスを合わせて追従。躍動感ある写真を撮影できる。
前述の3D iToFセンサーは、暗いシーンでも物体を立体的に検知できるセンサー。デュアルフォトダイオードと組み合わせて、暗い場所でも移動する被写体を追尾することが可能だ。さらに、多くの光を取り込める1/1.7”大判センサーの新採用、より大きなピクセルピッチ(1.8µm)の採用によって、標準レンズ使用時に従来比約1.5倍の高感度撮影を実現したという。
そのほか、画像処理エンジンBIONZ X for mobileによる画像圧縮前のノイズ低減処理などにより、暗所でも明るくノイズの少ない高精細な写真を撮影できる。また、動画撮影において、光学式(OIS)と電子式(EIS)の手ブレ補正を独自のアルゴリズムで組み合わせたハイブリッド手ブレ補正も搭載する。
ちなみに 「Xperia 1 II」 のカメラはツァイス(ZEISS)レンズ。階調、色再現、透明感、立体感、ぼけ味など、被写体の微細な質感までを忠実に再現できる。さらにT*コーティングが施されており、画質低下の原因となるフレアやゴーストの出現を最小限に抑え、よりクリアな写真を撮影することが可能に。
「Xperia 1 II」 は、NTTドコモより2020年4月下旬に発売予定。価格は123,552円(税込)で、本日より予約受付が開始されている。
ちなみに、「Xperia 1 II」 を4月30日までに購入し、応募した方全員に、Google Play Points 1,000ポイントとゴールドステータスがプレゼントされるキャンペーンが実施される。同モデルを購入予定の方はぜひご活用を。
「Xperia 1 II」 の予約は以下から。