7月18日、NTTドコモはGoogleのフォルダブルスマートフォン 「Pixel Fold」 を7月31日(月)に販売開始すると発表した。これまでは 「2023年7月中旬以降」 としていたが、具体的な発売日が決定したかたち。
また、ドコモオンラインショップにおける事前購入受付開始日を 「2023年7月中旬以降」 から 「2023年7月28日(金)午前10時」 に更新した。
なお、予約受付は6月20日(火)より開始されている。
ドコモ、Pixel Foldを7月31日に発売
「Pixel Fold」 は、Google初となる折りたたみスマートフォン。7.6インチのインナーディスプレイと、5.8インチのアウター ディスプレイの2枚の画面を搭載しており、折りたたんだときは7.6インチの巨大なスクリーンで作業できるほか、折りたたむことで通常のスマートフォンほどのサイズで片手操作することができる。
2枚の画面のうち、内側の画面は7.6 インチ (2,208 x 1,840/アスペクト比 6:5/380ppi) の有機ELディスプレイを採用。折りたたみ部分を保護するため、保護プラスチック層を組み込んだ超薄型ガラスとなっている。
リフレッシュレートは最大120Hzのスムーズディスプレイで、常時表示にも対応する。最大輝度は1,000ニト、ピーク輝度は1,450ニトで、HDRもサポートする。
外側のカバーディスプレイは、5.8インチ (FHD+/2,092 x 1,080/アスペクト比17.4:9/408ppi)の有機ELディスプレイ、CorningのGorilla Glass Victusで画面を保護する。最大輝度は1,200ニト、ピーク輝度は1,550ニトで、HDRもサポートする。
内蔵SoCは、Google Tensor G2プロセッサ。「Pixel 7/7 Pro」 と同等の性能を持ち、ボケ補正機能や消しゴムマジック、夜景モード、最大8倍の超解像ズームなど 「Pixel 7/7 Pro」 が利用できる機能の多くを利用できる。
RAM容量は12GB (LPDDR5)、ストレージ容量は256GB (UFS 3.1)。
バッテリー容量は4,821mAhで、24時間以上のバッテリー持ちを実現。スーパーバッテリーセーバーを有効にすることで最大72時間の使用が可能だ。また、USB-PD 3.0 (PPS) をサポートし、急速充電ができるほか、ワイヤレス充電にも対応する。
背面カメラは広角+超広角+望遠のトリプルカメラ仕様で、画素数は広角カメラが4800万画素、超広角カメラが1080万画素、望遠カメラが1080万画素。各カメラの詳細な仕様は以下。
広角カメラ
- 4800万画素
- 絞り値f/1.7
- 画角82°
- ピクセル幅0.8μm
- LDAF (レーザー検出オートフォーカス) センサー
- 光学式および電子式手ぶれ補正機能
超広角カメラ
- 1080万画素
- 絞り値f/2.2
- 画角121.1°
- ピクセル幅1.25μm ・レンズ補正
望遠カメラ
- 1080万画素
- 絞り値f/3.05
- 画角21.9°
- 画素サイズ1.22μm
- 光学ズーム5倍
- 超解像ズーム (最大20倍)
前面カメラはシングルカメラ仕様で、画素数は950万画素。絞り値はf/2.2、画角は84°、画素サイズは1.22μm。
また、画面を広げると内側にもインナーカメラが搭載されており、こちらもシングル仕様で画素数は800万画素、絞り値はf/2.0、画角は84°、ピクセル幅は1.22μm。
防水性能はIPX8に準拠。おサイフケータイが利用できるほか、SIMはnanoSIMとeSIMのデュアル構成。5G通信はミリ波とSub-6の両方に対応する。通信はWi-Fi 6E (802.11ax) とBluetooth 5.2をサポートする。インターフェースはUSB Type-C 3.2 Gen 2。カラーラインナップはドコモではObsidianのみの取り扱いとなる。
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(画像:Google)