12月15日、NTTドコモは、iPhoneで発生していたデュアルSIMを利用する際に緊急通報 (110/118/119) の発信ができなくなる事象が、今月14日に配信された 「iOS 15.2」 にて解消されたと発表した。
同社公式サイトの 「お客様サポート」 内 「eSIMについて」 というページの中で、同問題の解消が明らかにされている。
デュアルSIM利用時に緊急通報ができない不具合、iOS 15.2で解消
この問題は、iPhone 13シリーズなどデュアルSIMが利用できる一部のiPhoneで発生していたもの。デュアルSIM機能を利用して、複数のSIMカード、eSIMで回線を併用利用する場合において、データ通信専用SIMを 「モバイルデータ通信」 用の回線として設定すると、警察や救急などへの緊急通報ができなくなる場合があった。
不具合の発生が確認されていたデバイス
- iPhone 13 Pro Max
- iPhone 13 Pro
- iPhone 13
- iPhone 13 mini
- iPhone 12 Pro Max
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12
- iPhone 12 mini
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11
- iPhone XS Max
- iPhone XS
- iPhone XR
- iPhone SE (第2世代)
回避策として、データ通信専用SIMを 「モバイルデータ通信」 用の回線としてではなく、「音声通話可能なSIM回線」 に設定することで、この問題を回避することができるとNTTドコモは伝えていた。
前述の通り、今月14日に配信された 「iOS 15.2」 をインストールすることで、同問題が解消されることになる。なお、現時点ではドコモのみが解消を伝えており、他キャリアにおいて同様に解消されているかについてはわかっていない。
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