
Dellは米ラスベガスで開催されている「CES 2026」にあわせて、プロフェッショナル向けモニター「UltraSharp」シリーズの新製品として、「Dell UltraSharp 52 Thunderbolt ハブ モニター(U5226KW)」と「Dell UltraSharp 32 4K QD-OLED モニター(U3226Q)」の2製品を発表した。
52インチ6Kを実現したウルトラワイド曲面モニター「U5226KW」

「U5226KW」は、世界初の52インチ・6K(6144×2560)解像度を実現したウルトラワイド曲面モニターだ。金融トレーダーやデータサイエンティスト、エンジニアなど、日常的に大量の情報を扱うユーザーを想定して設計されている。
51.5インチの曲面スクリーンは129ppiの画素密度を持ち、IPS Blackパネルの採用によって2000:1の高コントラストを実現。27インチモニターを2枚並べたり、43インチモニターを組み合わせたりといった従来のマルチモニター構成を、1枚のシームレスなディスプレイで置き換える用途としている。
リフレッシュレートは120Hzに対応。特定のマルチモニター構成と比較して、画素数は約6万ピクセル多く、画素密度も約25%向上するとしている。
マルチタスク機能では、「Picture-by-Picture with Screen Partition」を世界で初めて搭載。2台のPCを同時に接続し、最大4分割で表示でき、複数の作業を並行して行える。

接続端子にはThunderbolt 4を採用し、最大140Wの給電(EPR)に対応する。2.5GbE対応のRJ45ポートも内蔵し、ネットワーク接続やケーブル管理をディスプレイ側に集約できる。
また、TÜV Rheinlandの5つ星アイ・コンフォート認定を取得。ハードウェア低ブルーライトにも対応し、色精度を保ちながらブルーライトを低減する。
色再現性を追求したQD-OLED「U3226Q」

「U3226Q」は、アンチグレア・低反射(AGLR)QD-OLEDを採用した32インチ4Kモニターだ。CES 2026 Innovation Award Honoreeにも選出されている。
QD-OLEDならではの150万:1に達するコントラスト比に加え、DisplayHDR True Black 500、Dolby Vision HDRに対応。色再現性では、DCI-P3およびDisplay P3を99%カバーし、Delta E < 1の精度をうたう。

本体には比色計(カラーリメーター)を内蔵しており、モニター単体でのキャリブレーションに対応する。
また、QD-OLEDの課題とされてきた明るいオフィス環境での映り込みに対しては、新開発の低反射アンチグレアフィルム(AGLR)を採用。反射を抑えつつ、QD-OLEDの色表現を維持するとしている。
120Hzリフレッシュレートやフリッカーフリー対応、Thunderbolt 4によるデイジーチェーン接続など、制作作業を支援する機能も備える。
用途の異なる2製品で広がるUltraSharpの選択肢

両製品は、Calman(Portrait Displays)と連携して開発されたソフトウェア「Dell Color Management(DCM)」に対応する。
DCMは、クリエイターやIT管理者がモニターの色精度を維持・調整するためのソリューションで、内蔵比色計を活用したキャリブレーションや、カラープロファイルの作成・保存をサポートする。
また、3D LUTを用いたICCプロファイルの展開に対応するほか、ITチーム向けには複数拠点のモニターをリモートで管理できる「Dell Color Management Console」も用意されており、制作環境や組織全体で一貫した色管理を行えるとしている。
Dellはこれまで、ウルトラワイド曲面モニターやInfinityEdgeベゼル、6K・8K解像度、IPS Blackといった技術をいち早く市場に投入してきた。今回発表された2機種は、その流れを踏まえつつ、大画面による作業領域の拡張と、色再現性を重視した表示品質という異なる方向性を打ち出したモデルとなっている。
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(画像提供:Dell)



