
デル・テクノロジーズは6月26日、新たなブランド「Dell Premium」シリーズとして、「Dell 14 Premium」と「Dell 16 Premium」の2製品を発表した。
「Dell 14 Premium」は同日より販売を開始、「Dell 16 Premium」は一部構成にて予約受付をスタートしており、7月15日より生産を開始する。
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XPSの後継モデル「Dell Premium」シリーズが登場。14・16インチの2ラインアップ

「Dell 14 Premium」と「Dell 16 Premium」は、どちらもインテル最新の第2世代Core Ultraプロセッサーを搭載し、XPSシリーズで培ったデザインと技術を継承するプレミアムノートPCとなっている。
XPSシリーズのDNAを引き継ぎつつ、ブランドを刷新することで、購買体験のシンプル化とシリーズ全体の位置づけを明確化。アルミニウム削り出しの筐体、Gorilla Glassなどの高品質な素材による耐久性、狭額ベゼル設計、そしてプラチナ・グラファイトのカラーバリエーションなど、XPSユーザーには馴染みの深い要素を受け継ぎながら、最新のAIプロセッサーや高速接続規格に対応した仕様にアップデートされている。


「Dell 14 Premium」は、14.5インチの画面で最大18時間のバッテリー駆動を実現し、携帯性とパフォーマンスの両立を志向。最小構成で1.66kgと比較的軽量ながら、オプションでNVIDIA RTX 4050(TGP:最大30W)を搭載可能だ。価格は299,000円(税込)から。


「Dell 16 Premium」は、16.3インチの大きな画面と、最大55WのTGPに対応するGeForce RTX 50シリーズ(5050/5060/5070)の外部GPUにより、負荷の高いタスクや映像編集などのニーズに応える仕様となっている。現時点では「RTX 5060」搭載モデルのみ予約受付を開始しており、価格は443,000円(税込)から。そのほかのモデルも順次発売予定で、最上位の「RTX 5070」搭載モデルは8月の発売を予定している。
両モデルに共通する特徴としては、インテルのAIアクセラレーションに対応したCore Ultraシリーズ(シリーズ2)を搭載したことで、動画編集やマルチスレッド処理などのクリエイティブ用途にも耐えうる処理能力を備えていること。公称スペックでは、日常業務で最大33%、軽量3Dアプリで最大21%、マルチスレッド処理では最大23%の高速化を実現したという。冷却システムには新設計のTurbo Fan Bladesを採用し、静音性と冷却性能の両立を実現した。

ディスプレイは、用途に応じて2タイプが選択可能。バッテリー駆動を重視するユーザーには、2K非光沢LCD(500ニト/100%sRGB)、映像美を重視するユーザーには2K(Dell 14 Premium)および4K(Dell 16 Premium)のタッチ式OLEDディスプレイ(400ニト/100% DCI-P3/反射防止加工)を用意。いずれのパネルも120Hzの可変リフレッシュレート、Dolby Vision、EyeSafeテクノロジーに対応しており、目の疲れを抑えつつ色彩再現性を高めている。
接続性の面ではWi-Fi 7およびBluetooth 5.4に対応するほか、最大40Gbps対応のThunderbolt 4を3基搭載。Dell 16 Premiumの上位モデルでは最大120Gbps対応のThunderbolt 5を3基搭載する。microSDスロットはUHS-II対応で、高速メディア転送に対応する。
サウンド面では、Dolby AtmosおよびWaves MaxxAudio対応のクワッドスピーカー(最大10W)を搭載。映画やゲームを360度の豊かな空間サウンドで体験可能だ。
本体にはWindows Hello対応のFHDカメラと指紋認証の両方を備え、HW TPMやSED対応モデル(2TB SSD以上)も用意されている。保証面では、24時間365日対応でオンサイトにも対応する1年間の「Dell Care Plus」と、1年間のアクシデンタルダメージサービスも標準で含まれており、ビジネス用途でも安心して利用可能だ。
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