DeepL、COOとCROを新任。エンタープライズAIで世界展開を加速

AI翻訳の「DeepL」は現地時間1月14日、経営体制を強化する人事を発表した。

最高執行責任者(COO)にGavin Mee(ギャビン・ミー)氏、最高収益責任者(CRO)にDetlef Krause(デトレフ・クラウス)氏を新たに迎える。エンタープライズ向けAIソリューションの導入拡大と、グローバル成長の加速が狙いだ。

DeepLの創設者兼CEOのヤレック・クテロフスキー氏は、今回の新人事について「2026年はエンタープライズ向けAIの展開を本格的に加速させる重要な年になる。両名の専門知識は、事業拡大とイノベーション推進に不可欠だ」とコメントしている。

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エンタープライズ領域を担うCROにデトレフ・クラウス氏

CROに就任したデトレフ・クラウス氏は、25年以上にわたりエンタープライズセールスの分野で実績を重ねてきた人物だ。Microsoft、Salesforce、SAP、ServiceNowなどでシニアリーダーを歴任し、とくにServiceNowではドイツ、EMEA、APAC地域での事業拡大に大きく貢献した。ドイツ組織を150人規模から500人以上へ拡大させ、EMEA Centralチームを倍増させるなど、組織成長を牽引してきた点も評価されている。

同氏は、退職するデイビッド・パリー=ジョーンズ氏の後任としてCROに就任する。クラウス氏の主なミッションは、エンタープライズ向けAIソリューション分野におけるDeepLの市場リーダーとしての地位をさらに高めることだ。「DeepLは言語AIだけでなく、エージェント型AIの分野でも存在感を高めている。世界中の企業にDeepLのAIを届け、業務の中核に組み込んでいきたい」としている。

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COOにギャビン・ミー氏、組織と事業運営を横断的に強化

COOに就任したギャビン・ミー氏は、Salesforce、Oracle、Adobe、UiPath、Palo Alto Networksなど、名だたるテクノロジー企業でシニアリーダーシップを担ってきた。グローバル市場で事業を拡大する組織運営に強みを持つ。

DeepLでは、業務プロセスの最適化やチーム間連携の強化を通じて、組織全体のパフォーマンスを最大化する役割を担う。市場進出戦略を前進させるとともに、エンジニアリング、研究、Go-To-Market各チームの連携を強める方針だ。

ミー氏は「素晴らしい製品と情熱的なチーム、そして大胆なビジョンを持つDeepLに加われることを嬉しく思う。顧客だけでなく、投資家やパートナーにとっても価値を最大化する組織を築いていきたい」と語っている。

今回の人事は、AI AgentのローンチやCustomization Hubの導入など、大規模な製品拡張を行った2025年に続く動きとなる。DeepLは2026年、欧州をはじめ世界各地でAIソリューションの展開をさらに広げ、AIを活用したコミュニケーションのあり方や働き方の再定義を目指す構えだ。

(画像:DeepL)

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