『Cyberpunk 2077: Ultimate Edition』Mac版が7月17日に配信へ。Appleシリコンに最適化された完全版

CD PROJEKT REDは、オープンワールドRPG『Cyberpunk 2077: Ultimate Edition』を、Appleシリコン搭載Mac向けに2025年7月17日にリリースする。

配信プラットフォームはMac App Storeに加えて、Steam、GOG.com、Epic Games Store。ベースゲームに加え、拡張コンテンツ「Phantom Liberty」も含まれる完全版だ。

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『Cyberpunk 2077: Ultimate Edition』のMac版が登場。Appleシリコンに最適化、ヘッドトラッキング対応の空間オーディオも

本作は、Appleシリコン向けにゼロから最適化されており、グラフィックAPI「Metal」の最新技術により、Mac上でのスムーズなパフォーマンスと高精細なビジュアルを実現している。

対応Macは、M1以降のAppleシリコン搭載モデル(16GB以上のユニファイドメモリが必要)。M3やM4など最新チップを搭載するモデルでは、パストレーシングや120fpsでの動作も利用可能だ。

Appleは、2024年秋に開催したイベントにおいて『Cyberpunk 2077』のMac対応を予告していたが、今回のリリースでそれが果たされたかたち。Mac向けAAAタイトルとしては『Assassin’s Creed Shadows』に続く注目作だ。

Mac版『Cyberpunk 2077』は、Apple独自のTBDRアーキテクチャに最適化されたMetalレンダリングパイプラインを採用しており、MetalFX UpscalingやAMD FSRによるアップスケーリング、フレーム生成にも対応。加えて、AppleのAirPods向けにはヘッドトラッキング付き空間オーディオも利用でき、臨場感のあるゲームプレイが楽しめる。

さらに今後のアップデートでは、WWDC25で発表された「Metal 4」の新機能も順次導入予定。MetalFXフレーム補間は、2つのフレームの間に中間フレームを生成することで、描画の滑らかさとフレームレートの安定性を大幅に改善し、Ultra設定での120fps動作を可能にする。また、MetalFX Denoisingにより、リアルタイムパストレーシングを使った最高品質のグラフィックも実現可能となる。

グラフィック設定には、各Macモデルに最適化された「このMac用」プリセットが用意されており、プレイヤーは煩雑な調整を行うことなく、ハードウェアに応じた最良の体験ができるとのこと。Magic MouseやMagic Trackpad、各種ゲームコントローラーにも対応し、プレイスタイルに合わせた操作環境が構築可能だ。

なお、ゲームの進行状況はクロスプラットフォームで共有でき、すでに他のプラットフォームでプレイを始めていたユーザーもMac上でその続きを楽しめる。

Mac向けの大作ゲームはまだ少数派だが、本作の登場により、AppleシリコンとMetal技術を活用した本格的なゲーム体験がまた増えたことに。『Cyberpunk 2077』は、その象徴的存在となりそうだ。

(画像:CD PROJEKT RED)

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