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新型コロナウイルス接触確認アプリの詳細が公開。リリースは6月中旬予定

現在、厚生労働省は新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、スマートフォンのBluetoothを利用して陽性者と接触した可能性を通知する 「新型コロナウイルス接触確認アプリ」 の開発を進めている。

本アプリについて、厚生労働省は公式ホームページで6月12日時点でのアプリの概要やQ&A、利用規約、仕様などを発表した。本アプリのリリースは6月中旬を予定している。

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「新型コロナウイルス接触確認アプリ」 の詳しい仕様が公開

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「新型コロナウイルス接触確認アプリ」 は、スマートフォンのBluetoothを利用して、新型コロナウイルスの陽性者と接触した可能性の通知を受けることができるアプリ。AppleとGoogleが共同で開発したAPIを用いて開発されている。

アプリの利用には本人の同意が必要となっており、誰と接触したのかが特定できないようになっているため、プライバシーが確保された状態で利用できるのが特徴だ。

もし陽性者と接触した可能性が通知された場合、利用者は検査の受診など保健所のサポートを早く受けることができる。アプリの利用者が増加することで、感染拡大の防止が期待できるという。

アプリを利用する上で電話番号や位置情報などの個人を特定できる情報は記録する必要がなく、陽性者と接触した可能性などの情報は14日経過すると自動で無効化される。また、一度アプリの利用に同意しても、その同意はいつでも撤回することができ、アプリを削除して記録を消去することができるとしている。

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陽性者との接触は、「半径1メートルで15分以上接触した」 場合に通知される仕組み。接触情報は各々の端末の情報を暗号化して記録するため、どこでいつ誰と接触したのかはお互いに分からない。接触した可能性に関する情報はメイン画面に表示されるのではなく、利用者が 「確認」 を選択することで確認できるという。

通知が行われた場合、本人の症状の有無を入力することになる。ここで 「症状あり」 の場合は速やかに最寄りの帰国者・接触者外来などを予約し、受診するよう案内される。都道府県や市町村などを選択することで、帰国者・接触者外来などの連絡先も表示されるようになっている。

「症状なし」 の場合は、家族や友人、職場の人など2週間以内に身近に接した人に感染者がいないかが確認される。

息苦しさや強い倦怠感、高熱などの症状がある人がいるようであれば 「はい」 を選択することで、「症状あり」 のときと同様、最寄りの帰国者・接触者外来などの予約・受診が案内される。ここで 「いいえ」 を選択した場合、濃厚接触者の可能性は高くないということで、14日間は体調の変化に気をつけるよう案内される。もし体調に変化があった場合は 「症状の有無を入力ください」 から再度症状の有無を入力することができる。

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もし利用者が新型コロナウイルスに感染したことが判明した場合、本人の同意をもとにアプリに自分が陽性者であることを登録することができる。登録の際には、陽性者ではないユーザーが登録できないよう、陽性者本人がPCR検査などの際にHER-SYS(新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム)に登録した電話番号またはSMS、またはメールアドレス宛に通知された 「処理番号」 を入力することで登録できる仕組みになっているとのこと。

「新型コロナウイルス接触確認アプリ」 の詳しい仕様や利用規約などを知りたい方は、厚生労働省の公式ホームページから確認することができる。ただし、仕様に関しては6月12日時点でのものであり、6月中旬のリリース時点では変更される可能性もあるとのことなので注意していただきたい。

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