
ActivisionとXboxは、『Call of Duty: Black Ops 7』を2025年11月14日に発売すると正式発表した。対応プラットフォームはPS5、PS4、Xbox Series X/S、Xbox One、PC(Steam/Battle.net)で、Xbox Game Passでもローンチ初日からプレイ可能になる。Switch 2版は発売日に間に合わず、年内に追加される予定だ。
独ケルンで開催されている「gamescom」のOpening Night Liveでは、初のゲームプレイトレーラーも公開され、プレイヤーが「人間の知覚を武器化する」敵と対峙するシーンが披露された。ステージは歪んだロサンゼルスの高速道路や異形のニカラグア、巨大ロボットとの戦闘など、現実と幻覚が入り混じったビジュアルが特徴的だ。
協力キャンペーンとシリーズの継承

『Black Ops 7』は、昨年の『Black Ops 6』の直接的な続編であり、舞台は2035年。主人公は『Black Ops II』から登場してきたデイビッド・メイソンで、俳優マイロ・ヴィンティミリアが演じる。彼とチームは、シリーズでおなじみの敵役ラウル・メネンデスと再び対峙する。今回のメネンデスは「恐怖そのものを武器にする」という形でプレイヤーを翻弄する。
また、シリーズ初期から人気を集めるキャンペーンモードに加え、最大4人で挑める協力プレイ専用のキャンペーンも用意される。加えて、アーケード的なサイドコンテンツ「Dead Ops Arcade」も復活し、定番のゾンビモードや高速テンポのマルチプレイも進化している。





発売時期はEAの『Battlefield 6』(10月10日発売予定)と重なり、再び両シリーズが正面衝突することになる。ただしActivisionは、CoDブランドの影響力を理由に「競合を恐れる必要はない」と自信を見せている。
シリーズの流れを汲みながらも、幻覚的でサイケデリックな表現を強調する今回の『Black Ops 7』は、近未来を舞台にした過去作(特に『Black Ops 3』)との橋渡し的な位置づけにも見える。1年という短いスパンでのリリースはリスクもあるが、昨年の『Black Ops 6』で再び評価を高めた勢いを維持できるかが注目される。
(画像:gamescom)