
6月18日(水)、ソニー・インタラクティブエンタテインメント (SIE) は、気候変動をテーマにしたインタラクティブな教育アプリ『Climate Station』をPlayStation 5およびPlayStation VR2向けに配信開始した。価格は無料。
本作は、国連主導の「Playing for the Planet」アライアンスと連携し、最新の科学データをもとに、ユーザーが「地球の物語」を追体験できる没入型体験を提供する。

プレイヤーは、ゲームエンジンの技術を活用したリアルな3D地球を操作しながら、100年以上にわたる気温変化や、未来のシナリオに基づいた気候シミュレーションを体感。DualSenseコントローラーやPlayStation VR2 Senseによるインタラクティブな操作で、雲の動きや海氷の減少、CO₂排出の影響といった科学データを直感的に理解できる。
▼ 主な体験モード
- ウェザーイヤー(Weather Year):地球全体の気象変動を1年で俯瞰するタイムラプス。台風、火災、洪水などの自然災害を視覚化。
- 観測データ(Observations):1901年からの気温変化を3D地球上で確認。CO₂濃度、海面上昇、海氷なども分析可能。
- 予測シミュレーション(Projections):IPCCの5つの気候シナリオに基づく2100年までの予測。温暖化が進んだ場合の影響を比較。
- 映像ライブラリー(Explainer Library):専門家による解説映像で、気候変動の科学をわかりやすく学習。

科学監修には、英国・レディング大学の気象学者たちが協力し、IPCCやNASA、NOAAの実データに基づく正確な情報が提供されている。また、約90分にわたる解説映像ライブラリーでは、TV気象キャスターのローラ・トービン氏がナビゲートを担当。視覚的にも情報的にも充実したコンテンツが、あらゆる年齢層のユーザーに訴求する。
本作は、ゲーム世代の若者にも響く気候教育として注目されていたタイトルで、気候変動を自らが当事者として捉えるきっかけとして、教育・研究現場など幅広い層・シチュエーションでの利用が期待される。
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(画像:ソニー・インタラクティブエンタテインメント)