
2KおよびFiraxis Gamesは、『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII(Civilization VII)』の発売1周年にあわせ、今後の開発方針とアップデート計画を発表した。あわせて、全プラットフォーム向けに最新アップデート「Update 1.3.2」の配信も開始されている。
今回の発表では、直近の調整アップデートに加え、今春配信予定の大型無料アップデート「Test of Time」の内容が明らかにされた。Test of Timeは、勝利条件や文明の成長構造といったゲーム全体の仕組みに手を入れるアップデートとなる。
文明継続プレイと勝利条件を刷新する大型アップデート「Test of Time」
Test of Timeアップデートでは、複数の根幹システムが変更される。そのひとつが、すべての時代を通して同一文明でプレイできる選択肢の追加だ。時代移行時に文明を切り替える従来の流れに加えて、同じ文明を使い続けるかどうかをプレイヤーが選択できるようになる。AI文明もプレイヤーの選択にあわせ、文明を継続するか移行するかを判断する。
この仕組みに関連し、各文明には「アペックスエイジ」と呼ばれる最盛期の時代が設定される。該当時代では固有能力がフルで発揮され、それ以外の時代では一部能力を引き継ぎつつ、時代専用の社会制度ツリーが用意される。さらに、新システム「シンクレティズム」によって、別文明のユニットや施設の一部を取り入れることも可能になる。これらは時代ごとに一度だけ選択できる仕組みだ。
勝利条件も大きく見直される。レガシーパスを前提とした構造は廃止され、軍事・経済・文化・科学の4分野で明確な優位を築くことが勝利への道筋となる。古代から各分野の進行が始まり、展開次第では探検時代の段階で勝利が決まることもあるとのこと。
あわせて、レガシーパスに代わる新システム「トライアンフ」が導入される。トライアンフは特定の条件を達成することで解放される目標で、達成時には即時効果や、次の時代開始時に使用できるカードが報酬として与えられる。プレイの方向性を固定しない仕組みとして設計されている。
これらの変更は1つの大型無料アップデートとしてまとめて配信される予定で、Firaxisは拡張パックに近い規模になると説明している。配信時期は今春を予定しているが、コミュニティテストの結果を踏まえ、内容や時期が調整される可能性もある。
Update 1.3.2は体験改善と調整が中心、ギルガメシュも復活
現在配信中のUpdate 1.3.2は、大型刷新に向けた調整を目的とした内容が中心となる。UIでは、用語をその場で確認できる「ネスト化ツールチップ」が導入され、テクノロジーや社会制度、建設メニューで詳細を把握しやすくなった。
幸福度に関わる「アピール」は段階制に変更され、タイルごとに「魅力的」「息をのむほど美しい」といった評価が設定。これに対応し、タイルの状態を視覚的に確認できる「アピールレンズ」も追加されている。
海軍ユニットの「沿岸襲撃」は仕様が整理され、陸上ユニットの略奪と同様に、対象タイルの内容に応じた報酬を得られるようになった。あわせて、AIの外交行動や複数の文明・指導者に対するバランス調整も行われている。
発売1周年の施策としては、指導者「ギルガメシュ」が全プレイヤー向けに無料配信された。プロフィール用の記念バッジやバナーなどもあわせて提供されている。
Firaxisは今回の発表で、『Civilization VII』を長期的にアップデートしていく方針を示した。春のTest of Timeアップデートは、発売後に寄せられたフィードバックを踏まえた内容となっており、今後のプレイ体験を左右する節目の更新となりそうだ。
(画像:2K/Firaxis Games)
