ChromiumベースのMicrosoft EdgeにはInternet Explorerモードが用意されている

5月6日(現地時間)、Microsoftは米シアトルで開催中の開発者向けイベント 「Build 2019」 で、Chromium版 「Microsoft Edge」 に、3つの新機能を追加することを発表した。

追加される新機能は、IEモード(Internet Explorerモード)、プライバシーツール、そしてコレクションズの3つ。Microsoftは昨年12月に同社のWEBブラウザ 「Microsoft Edge」 のレンダリングエンジンをChromiumベースに切り替えることを発表していたが、今回発表された新機能はいずれもChromium版 「Microsoft Edge」 向けのものとなる。

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Microsoft Edge、新機能としてIEモードなどが実装へ

IEモードは、特定のWEBサイト・サービスを「Microsoft Edge」で表示する際、Internet Explorer 11と互換のあるレンダリングエンジンを使用することによって表示するというもの。Microsoftは 「Microsoft Edge」 への切り替えを呼びかけていたが、社内システムにアクセスするためまだ従来のInternet Explorerを使用している企業が多いため、同機能を実装することを決めた。今後は 「Internet Explorer」 を使用せずとも、「Microsoft Edge」 のみで閲覧が可能になる。

プライバシーツールは、ユーザーがプレイバシーレベルを自由に設定できるツール。これまでもプライバシーは詳細に設定することができたが、合計3つのレベルから簡単に選ぶことが可能になる。プライバシーの強度は 「Strict (強固)」 「Balanced (バランス型)」 「Unrestricted (制限をかけない)」 の3つから選ぶことが可能だという。

最後のひとつ、コレクションズは情報を収集するために便利機能。画面右側にWEBブラウザに表示されている画像やテキストをドラッグ&ドロップすることで簡単に情報を留めておくことが可能だ。留めておいた情報はいつでも閲覧ができるだけでなく、Microsoft OfficeやExcelといったソフトウェアにエクスポートすることもできる。

これらの新機能はDev版やCanary版で利用可能だが、コレクションズに関してはまだ利用することができないとのこと。正式リリースは次期アップデート版となりそうだが、具体的にいつ頃リリースされるかについては言及はされていない。

ちなみに、Microsoft Edgeは現状ではWindows、iOS、Androidで利用可能だが、近いうちにmacOS版がリリース予定となっている。

【関連記事】Microsoft、Webブラウザ「Microsoft Edge」のChromiumベース化を発表 Win7/8やMacにもリリース予定

[ via The Verge ]

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