OpenAIは11月1日、AIチャットサービス 「ChatGPT」 において新しいWeb検索機能 「ChatGPT Search」 の提供を開始したと発表した。
同サービスにより、ユーザーはChatGPTとの自然な対話を通じて、最新のニュースや天気、株価、スポーツの試合結果などの情報を検索エンジンにアクセスすることなく入手できるようになる。
Web検索機能 「ChatGPT Search」 提供開始
「ChatGPT Search」 は、chatgpt.comやデスクトップ・モバイルアプリで利用できる検索機能。通常の使い方と同様にChatGPTに対話形式で質問することで、ChatGPTがWebからの情報をもとに最新の情報を回答してくれる。もしくはチャット欄の下にある 「Search」 アイコンをクリックすることで直接検索することも可能だ。
これらの提携により、天気、株式、スポーツ、ニュース、地図などのカテゴリに新しいビジュアルデザインを追加。より回答をわかりやすく表示し、ユーザーの理解を助ける。
回答にはニュース記事やブログ投稿などのソースへのリンクが含まれるため、より詳細な情報を知りたい場合は直接ソースをチェックすることもできる。OpenAIは同機能を提供するにあたって、Associated Press、Axel Springer、Condé Nastなどを含む世界中のパブリッシャーパートナーと協力しており、信頼できる情報を提供する。
同機能における検索モデルは 「GPT-4o」 を微調整したもので、OpenAIの 「o1-preview」 から生成されたデータを活用して訓練されたものであるという。今後はショッピングや旅行の分野での検索をさらに改善し、「o1」 シリーズの推論能力を活用したより深い研究を行う予定だとしている。GoogleのAI検索に対抗する機能として注目が集まりそうだ。
「ChatGPT Search」 は、ChatGPT PlusとTeamプラン、SearchGPTの待機ユーザー向けに本日から提供が開始されており、今後数週間以内には企業ユーザーや教育機関向けに提供予定。さらに数ヶ月以内には無料ユーザーにも段階的に展開していく予定だ。
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(画像:OpenAI)