
OpenAIは1月16日、対話型AI「ChatGPT」における広告表示テストを米国で開始すると発表した。対象は無料版および低価格サブスクリプション「ChatGPT Go」の利用者で、数週間以内に提供を始める。日本を含む他の提供地域でも、段階的に展開される可能性がある。
広告は、AIの回答内容とは切り離して表示される。OpenAIによると、主に回答の下部にスポンサー表示として掲載され、回答そのものが広告の影響を受けることはない。会話データが広告主に共有されることもなく、広告のパーソナライズはユーザー側で無効化できる。
また、18歳未満のユーザーや、健康、メンタルヘルス、政治などの分野を扱う会話では広告は表示されない。ChatGPT PlusやPro、法人向けのBusiness、Enterpriseプランについても、引き続き広告は表示されない仕様となっている。
今回の広告テスト開始と同時に、OpenAIは新たな低価格プラン「ChatGPT Go」をグローバル向けに正式提供した。米国での料金は月額8ドル、日本での料金は月額1,500円で、一部の国や地域では現地通貨に合わせた価格が設定されている。
ChatGPT Goは、2025年8月にインドで導入されたプランで、その後170カ国以上で試験的に展開されてきた。利用できるモデルは「GPT-5.2 Instant」で、無料版と比べてメッセージ送信数、ファイルアップロード、画像生成の上限が大幅に引き上げられている。利用可能な量は、無料版の約10倍にあたる。さらに記憶機能やコンテキストウィンドウも拡張されており、過去のやり取りをより多く保持することができ、継続的な会話での応答のズレを抑えやすくなっている。
今回の発表を受け、OpenAIの個人向けプランは以下の4段階構成となった。
- 無料版:0円
- ChatGPT Go:月額1,500円
- ChatGPT Plus:月額3,000円
- ChatGPT Pro:月額30,000円
ChatGPT Go(月額8ドル)は広告付きで利用枠を広げるプランとして位置づけられる。ChatGPT Plus(月額20ドル)では、高度な推論に対応した「GPT-5.2 Thinking」やコーディング支援ツール「Codex」が利用できる。最上位のChatGPT Pro(月額200ドル)では、「GPT-5.2 Pro」へのフルアクセスが提供される。
OpenAIは、広告導入について、AIを幅広いユーザーに提供し続けるための収益モデルの一環だとしている。将来的には、広告を通じて商品やサービスについて質問できる仕組みなども検討しているとのことだ。
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(画像:OpenAI)
