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Facebook、自動応対botプラットフォーム「bots on Messenger」を発表

レストランの予約や商品の購入、ニュースの確認などはbotに聞くのが一番早い?簡単な問い合わせや予約程度であれば、全てbot(ボット)がやってくれる。そんな「人」対「機械」の構図になる未来はもうすぐやってきそうだ。

Facebookは本日、「F8」カンファレンスでchatbotプラットフォーム「bots on Messenger」を発表した。

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メッセージアプリで簡単な問い合わせや予約ができるように

本日、Facebookは年に1度のカンファレンス「F8」を開催。その中で、FacebookのCEOを務めるMark Zuckerberg氏は、「Facebook Messenger」を介して、ユーザーが企業と機械的なコミュニケーションを取ることができるchatbotプラットフォーム「bots on Messenger」を発表した。

「bot(ボット)」とは簡単に言うと、機械による自動発言システム。ユーザーの問いかけに対し、ある程度自動的に決まった返答を返す時に使用される技術なのだが、「bots on Messenger」を介することで、ユーザーは企業とのやり取りを全て自動返答のチャットで行うことができるようになる。

具体的な使い方としては、Messengerアプリでbotに問いかけることで、レストランや飛行機の予約をしてくれたり、天気や交通情報の取得などを自動で行ってくれるというもの。

普段、僕らがインターネット上で行っている宿泊予約なんかもチャットでササっと完了できるとしたら、今の予約システムですら無用のものになるかもしれない破壊力を「chatbot」は秘めている。

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人件費の削減や「営業時間」という概念がなくなるかも?

Zuckerberg氏は「F8」カンファレンスで、「企業に電話をかけたい人に出会ったことがない」と冗談めかした発言をしているが、人工知能を搭載したbotが企業への問い合わせや予約受付をできるようになれば、ユーザーは時間を取られることもない。

そうなると、一定のユーザーは予約や問い合わせを自動返答のチャットで行うようになるので、企業側は電話サポートなどの人件費や固定費用を削減することができる。

また、ユーザー側にも大きなメリットがある。それは、「chatbot」自体は自動応対なので営業時間というものはなくなる。気になったことがあれば、いつでも時間を問わずに問い合わせができるということ。また、見識の広い人工知能が対応することで、人間よりも優れたサービスを提供することができるようになる可能性も高い。

Facebookの「chatbot」の開発に関しては、すでにツールが無償提供されているとのことで、デベロッパーの方はこれから忙しくなりそうだ。すでに、LINEなどのSNSプラットフォームでサービスが提供予定になっている「chatbot」。今後多くの企業で導入される可能性があり、「chatbot」ビジネスの拡大に目が離せない。

[ via Tech Crunch / Facebook ]