
ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、PlayStation公式番組「State of Play | 12.11.2025 」を配信。人気ノベルアドベンチャー『コーヒートーク』シリーズの最新作『コーヒートーク トーキョー』の発売日が2026年3月5日に決定したと発表した。対応プラットフォームは、 PlayStation 5、 Xbox Series X|S、Nintendo Switch、Windows PC。
東京のカフェで紡がれる、もうひとつの「思いやりの物語」
本作は、インドネシア発のインディーゲーム『コーヒートーク』のスピンオフ作品。プレイヤーは東京の喫茶店でバリスタとして働き、訪れる客たちと会話を重ねながら、コーヒーやラテアートを通して心を通わせていく。舞台を東京に移したことで、日本の妖怪の末裔たちが登場するのも大きな特徴だ。
舞台は、“紙と鋼の大都会” と称される東京。ビル群の片隅にある小さなカフェが、物語の中心となる。そこでは、人間と民話の登場人物たちの子孫が同じようにコーヒーを飲み、静かな夜を過ごしている。
登場キャラクターも個性豊かだ。
- ケンジ:昔気質なカッパ族の元サラリーマン。定年後の生きがいを探している。
- ヴィン:過去の出来事に苦しむアシスタントバリスタ。失ったものとどう向き合うか模索中。
- アヤメ:陽気な幽霊の少女。生前の人気者だったが、死後の世界にまだ馴染めていない。
それぞれが抱える葛藤や希望を、プレイヤーは一杯のコーヒーを通じて見届けることになる。穏やかなローファイのビートと共に流れる時間の中で、静かに胸に響く物語が描かれる。
ローファイサウンド、進化したラテアート、SNS要素も
音楽はシリーズおなじみのアンドリュー・ジェレミー(AJ)が続投。新たに書き下ろされたチルホップサウンドが、東京の夜を優しく包み込む。
プレイ面では、人気要素のラテアートが進化。専用ステンシルを使うことで、誰でも美しいデザインを描けるようになった。仕上げにミルクを加えたり、エッチングで細部を整えたりと、バリスタ気分をよりリアルに味わえる。
また、東京を舞台にした新機能として、作中SNS「Tomodachill(トモダチル)」が登場。常連客たちの投稿を通して背景を知り、彼らの人生に小さな変化をもたらすことができる。
『コーヒートーク トーキョー』は、前作の「やさしさ」と「静かなドラマ」を継承しつつ、東京という新しい舞台で多様な心のつながりを描く。発売は2026年3月5日。
(画像:ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
