Macのストレージ容量が足りないと警告されて、確認してみたらいつの間にか残りのストレージ容量が数GBになっていたという経験はないだろうか。
アンインストール済みアプリの残存データや2重でダウンロードしてしまった画像、ファイルを移動しようと思ったはずが間違ってコピーしてしまったものなど、不要ファイルというものはユーザーが気づかないうちにどんどん蓄積している。
不要ファイルは定期的にチェックして削除しておくのがもっともベストだが、忙しさを理由にいつも作業をサボりがち。筆者も不要なファイルをデスクトップやダウンロードフォルダに放置してしまうことが多く、いつも整理に時間がかかっている。
今回ご紹介するソフトは、そんな不要ファイルを簡単に整理できるMac向けアプリ 「BuhoCleaner」 だ。筆者のように特定のフォルダの中身がぐちゃぐちゃになってしまっている場合にはより効果を発揮してくれる。
今回、開発元のDr.Buhoから本ソフトを試す機会をいただいたので、本ソフトの使用感をお伝えする。クリーンアップアプリを探している方は参考にしていただきたい。
BuhoCleanerとは
BuhoCleanerは、ワンクリックで不要ファイルや重複ファイル、アンインストール済みのアプリの残存データなどを見つけて削除し、ストレージの空き容量を確保してくれるMac向けクリーンアップアプリ。
クリーンアップアプリというと類似製品も多数存在するが、BuhoCleanerが優れている点は操作がシンプルで分かりやすいこと。Macにあまり詳しくない方でもワンクリックで簡単にファイルを整理できる。
また、昨年11月に発売したM1チップ搭載Macや最新OSの 「macOS Big Sur」 に完全対応していて、最新デバイスで問題なく動作するのもグッドポイントだ。ちなみに、M1チップ搭載Macなら約3倍高速にファイル検索インデックスの作成ができるとしている。
実際に不要ファイルを削除してみた
筆者の所有するMacBook Air (M1, 2020)で実際に不要ファイルをチェックしてみた。
まずは本アプリのメイン機能である 「クイックスキャン」 。Macのディスクをスキャンして、不要ファイルを見つけ出してくれる。
画面の表示でもわかると思うが、フルディスクアクセスを許可することでよりたくさんの不要ファイルを見つけることができるため、基本的にはアクセスを許可して利用していただきたい。
アクセスを許可したら、中央の 「スキャン」 ボタンをクリックするだけ。あとは自動でソフトが不要ファイルを検出して結果を表示してくれる。スキャンにかかる時間はすべての保存ファイルの数によって異なると思うが、かなりのスピードでスキャン作業が進んでいたことから、M1チップ搭載Macなら数分程度で完了するのではないだろうか。
今回スキャンしたMacBook Airはまだ購入してから数ヶ月ほどしか経っておらず、サブ機として使っているデバイスということもあってストレージ容量の空きはまだまだあったのだが、クイックスキャンを実施してみたところ、約43GBの不要ファイルが検出された (ほとんどがすでにゴミ箱に入っているファイルだが) 。
クイックスキャンでどのファイルが検出されたのかを詳しく知りたい場合は、スキャン結果の画面に表示されている 「詳細を確認」 ボタンをクリックすれば、アプリ別にどのような不要ファイルが検出されたのかを詳しくチェックできる。もし削除したくないファイルがあったら、ファイル名の左にあるチェックを外せばそのファイルを残すことができる。
不要ファイルのチェックが完了したら、あとは 「削除」 ボタンをクリックすれば検出した不要ファイルを削除する。操作としては 「スキャン」 「削除」 ボタンの2つを押すだけ、不要ファイルをチェックする場合にも必要なファイルのチェックを外すだけととてもシンプルだ。
次に試してみたのが 「重複ファイル」 のチェック。スキャンしたいフォルダをドラッグするだけで、フォルダ内の重複ファイルをチェックして削除してくれる機能だ。
同機能を使って複雑な構成になっているフォルダをチェックしてみたところ、同じ内容のフォルダが3つもあることが判明。無事削除して容量を削減することができた。
また、個人的に便利だと思ったのが 「大容量ファイル」 の検出。50MB以上の大容量ファイルをスキャンして、本当にそのファイルが必要かどうかをチェックすることができる。
たとえば筆者はオンラインストレージサービスからダウンロードしたzipファイルを解凍したときに、元のzipファイルを残したままにしてしまうことが多く、スキャンしたときに大量のzipファイルが検出されてしまった。
1つだけで50MBを超える大容量ファイルは、積み重なればストレージを圧迫する原因になりやすい。特にダウンロードフォルダはファイルがどんどん追加される傾向にあるため、同機能を使って定期的に整理することをオススメする。
まとめ
BuhoCleanerはM1チップMacに対応したクリーンアップアプリで、不要ファイルを簡単操作でスキャンして手軽にストレージを整理できる。ファイルのスキャン速度も早く、あまり時間をかけずにストレージを整理できるのも嬉しいポイントだ。
不要ファイルは何気ない行動でどんどん溜まっていくため、日頃から意識してしっかり削除していくことがMacのストレージを綺麗に保つ秘訣。筆者のようにファイルを溜め込みやすい人も、BuhoCleanerを使ってファイルの整理を習慣化してみてはどうだろうか。
BuhoCleanerのライセンスは、1台Macで利用できる 「シングル」 、3台のMacで利用できる 「ファミリー」 、10台のMacで利用できる 「ビジネス」 の3種類が提供されている。バージョンアップは永久無料で、一度購入すればずっと使い続けられる。
各ライセンスの料金はシングルが1,980円、ファミリーが2,980円、ビジネスが5,980円となっているのだが、現在はすべてのライセンスにおいて半額セールが実施中 (いずれも税込) 。さらにファミリーライセンスは、配布中の600円オフクーポンを利用することで880円という破格の値段で購入可能だ。
各ライセンスの購入はBuhoCleaner公式サイトから。