Apple製品の情報屋として有名なアナリストMing-Chi Kuo氏が昨日、16インチの画面を搭載した新型MacBook Proの存在を明らかにした。
Kuo氏によると、このMacBook Proは 「完全なる新しいデザイン」 を採用し、画面のサイズは現在の15インチから16~16.5インチに大型化するとのこと。この情報を受けて、MacBook Proユーザーからは期待の声が寄せられていたが、この新型モデルを予想したコンセプト動画が海外ユーザーから公開されているため、同記事で詳しく紹介したい。
ベゼルが細くなった新型 「MacBook Pro」 のコンセプト動画が登場
コンセプト動画を公開したのはクリエイター向けSNS 「Behance」 のユーザー、Viktor Kadar氏。彼は現行のMacBook ProのデザインとKuo氏のレポートを参考に、新型MacBook Proの姿を予想している。
Viktor Kadar氏のコンセプト動画に映るMacBook Proの最大の特徴は 「ベゼルレス化」 。昨日のレポート記事で、著名アナリストのKuo氏はMacBook Proの画面大型化を予想していたが、実際にどのような方法で画面が大きくなるのかは明らかにしていない。
考えられる方法は大きく分けて2種類。ひとつ目は、端末自体を大きくすることで大きい画面を搭載するという方法。そしてふたつ目は画面の縁 (ベゼル) を細くすることで、端末サイズを変えずにディスプレイ面積を増やすという方法。
これまでiPhoneやiPad、Apple Watchとベゼルレス化してきたAppleなら、きっと “後者” を取るだろう。筆者だけでなく、多くのユーザーが期待しているはずだ。その理想形はおそらくViktor Kadar氏が描くMacBook Proのデザインなのではないだろうか。
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ちなみにベゼルレス化に伴い、画面4隅は丸みを帯びたラウンドコーナーになるとの予想だ。このデザインが採用されたなら、YouTubeなどの動画を全画面で見るときは、画面端まで映像出力できなくなるため、画面上下に黒帯が存在する “レターボックス“ 表示が必要となりそう。
ちなみに、Viktor Kadar氏はベゼルレス化だけでなく顔認証機能 「Face ID」 搭載も予想している。顔をかざすだけでMacのロック解除ができるなら将来のMacはとても便利になるだろう。
また、画面には有機ELが採用されると予想する。現行モデルは液晶ディスプレイが採用されているため、有機ELディスプレイになることでさらに綺麗な描画が可能になるとみられる。
今回の動画・画像はあくまでコンセプトに過ぎず、実際に開発中のものとは異なる可能性がある。しかし、ベゼルレス化と有機ELディスプレイ化を進めているAppleが開発しているMacBook Proとなれば誰でもこんな姿を想像するだろう。
実際はどんな製品になるのだろうか。Ming-Chi Kuo氏は2019年内の発売を予想しているため、1年以内に実際の製品を見ることができる可能性があるが果たして。
[ via 9to5Mac ]