今年後半、Appleは新型MacBook Proを投入するのではないか。そういった噂が出てきている。しかも、画面周囲のベゼルが狭くなった完全リニューアルモデルになるとの噂。iPhoneやiPadがベゼルレス化を果たした今、多くのユーザーがMacBook Proに対して”ベゼルレス化”を期待しているようだ。
MacBook Proは現行デザインになってから早くも2年半が経過しようとしているため、そろそろデザインの大幅変更があってもおかしくはないが、しかしもしかするとその希望は今年中に叶うことはないのかもしれない。
これまでAppleの新製品に対して多数の予想を打ち立てては高確率で的中させてきた、著名アナリストのMing-Chi Kuo氏が今後のApple製品の発売スケジュールなどについて投資家向けレポートで言及した。
ベゼルレスMacBook Proの登場は2021年前半か
Kuo氏のレポートによると、Appleはベゼル幅の狭くなった次世代MacBook Proを開発しているのは間違いないようだ。画面には、Apple独自開発の純正ディスプレイに採用されていると噂のミニLEDが採用され、画面サイズは15インチ~17インチになると予想している。もしこの情報が本当ならば、Appleは約7年ぶりに17インチ級の画面を搭載したMacBook Proを販売することになるのかも。
また、消費電力やコントラスト、発色など多くの点で液晶や有機ELディスプレイに勝るとされるミニLEDが採用されれば、MacBook Proのディスプレイは今まで以上に綺麗になる可能性が高い。Appleは独自にマイクロLED画面の開発をしているとも報じられていたが、同技術を導入するのはまだ難しいのかもしれない。
当然、これほどの大きな変化が起きるとなれば、次世代MacBook Proはいわゆる”メジャーアップデートモデル”と呼ぶのにふさわしい端末と言える。前述の通り、ベゼルレス化など多くの変化を期待するユーザーにとっては非常に期待が膨らむ話だ。
しかし、喜ぶのはやや勇み足か。これまで多数の予想を的中させてきたKuo氏は、この次世代MacBook Proの発売時期を2021年前半と予想している。つまり、2021年前半までの2年間は新型モデルが出たとしてもマイナーアップデートモデルということになる。
これまでの噂では、「新型MacBook Proは2019年後半に発売する」 という見方が主流だったが、それを打ち消す情報がしかもKuo氏のレポートから出てきてしまった。もともとKuo氏は、完全リニューアルを果たすMacBook Proが2019年に登場するという話にやや懐疑的だった。
次世代型MacBook Proの登場時期について徐々に情報が錯綜し始めている。果たして、次世代型MacBook Proはいつ登場するのか、今後の情報に注目だ。
ちなみに前回のレポートで、Kuo氏はAppleが13インチMacBook Proに対して32GBのRAM(メモリ)容量のオプションを新たに追加すると予想している。また、噂の10~12インチの新型iPadが2020年第4四半期~2021年第1四半期に登場する予定であることも伝えている。
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[ via AppleInsider ]