
Bethesda Softworksは、ドラマやゲームなどのフィクション作品が日本人の行動や自己認識に与える影響について行った調査結果を公表した。
調査はYouGovに委託し、ゲームをプレイ、または動画配信サービスを視聴している日本の成人を対象にオンラインで実施した。
ドラマ視聴がゲームプレイの動機に、Bethesda調査
調査によると、日本の回答者の60%が「好きな作品やファンダムの影響で、現実世界で何らかの行動を起こしたことがある」と答えた。具体的には、ドラマを観た後に関連する本や漫画を読む人が31%、グッズや記念品を購入する人が28%だったという。
また、ネットでファンの考察をチェックする人は17%、新しい友人ができた人は15%、実際に集まるコミュニティに参加した人は11%となっている。
さらに、作品の世界観に影響を受けて旅行を計画する人(9%)、作中の料理を再現する人(11%)、コスプレを楽しむ人(5%)も見られた。
回答者の30%は「ファンダムが自分のアイデンティティに影響している」と答えており、好きな作品が自分自身の考え方や、関わるコミュニティの選択にまで影響を与えていることが分かる。
Bethesda Game Studiosのクリエイティブディレクター、ジョナサン・ラッシュ氏は次のように語っている。
「日本のファンダムは、ただゲームやドラマを楽しむだけでなく、友情や新しい体験を生み出す力になっています。『Fallout』の世界は、ドラマのダークコメディとしても、『Fallout 76』のオンラインプレイヤー同士の交流としても、長年にわたって人と人をつなげてきました」
ドラマ視聴後にゲームを遊ぶ理由は「もっと世界観を知りたい」が最多
今回の調査では、ドラマを観た後に同じ世界観のゲームを遊ぶ理由についても聞いている。
最も多かった理由は「もっと深く作品の世界に入りたい」(29%)で、次いで「興味がわいた」(28%)、「物語をさらに知りたい」(21%)、「キャラクターともっと一緒に過ごしたい」(19%)という結果だった。
キャラクターへの愛着を理由に挙げた人も24%にのぼり、登場人物やストーリーが、画面の外でも強く心に残っていることがうかがえる。
Amazon Prime Videoで配信中のドラマ『Fallout』をきっかけに、ファンはゲームシリーズにも関心を広げている。
そこで、Bethesdaはドラマのシーズン2配信を記念し、1月28日から2月5日まで『Fallout 76』を無料で遊べるキャンペーンを実施する。
『Fallout 76』は、Bethesda Softworksが手がける核戦争後の荒廃した世界(ポストアポカリプス)を舞台にした、オープンワールド・マルチプレイヤー・オンラインRPG。
シリーズの象徴である「レトロフューチャー」な雰囲気とブラックユーモアはそのままに、シリーズ初のオンライン専用タイトルとして2018年にリリースされた。
最新アップデート「Burning Springs」では、ドラマに関連した要素が追加されたほか、『Fallout Shelter』ではルーシー・マクレーン、マキシマス、CX404といったキャラクターを仲間にできるようになった。
今回の調査結果から、エンターテインメントが日本人の日常生活や「自分らしさ」にまで影響を与える時代になっていることが分かる。フィクションの世界は、もはやただ消費される物語ではなく、現実の行動や人とのつながりを生み出す文化の土台になりつつあるようだ。
(画像提供:Bethesda Softworks)
