専用充電器はもう不要。USB-C直挿しで充電できる次世代充電池「batzone」日本初上陸へ

太平洋商事は、欧州・東南アジア市場で支持を集める次世代充電池ブランド「batzone(バットゾーン)」を日本国内で展開すると発表した。欧州や東南アジアで先行展開されていたこのプロダクトが、日本でもいよいよ本格稼働へ。

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USB-C直挿しの次世代電池「batzone」が日本上陸

日本市場に新たに挑戦する「batzone」 の最大の特徴は、充電池本体にUSB Type-Cケーブルを直挿しして充電できるという点だ。1.5Vでの出力を維持する設計になっているため、乾電池を使用する多くのデバイス (リモコン、LEDライト、医療機器、子ども用おもちゃまで) を幅広くカバーできる。

従来、ニッケル水素充電池を充電するには専用の充電器が必要だったが、batzoneのリチウムイオン電池は充電器とケーブルさえあればどこでも充電が可能。モバイルバッテリーやノートPCのUSBポートから充電できるため、急な電池切れにも対応することができる。アウトドア用途や災害時への備えとしても有用だろう。

繰り返し使用できる回数は、1本あたり約1,000回程度。過放電・過充電・短絡・高温対策のため、高集積ICチップを内蔵するため、長期間にわたって安心して使用できる。

ラインナップは、単1・単2・単3・単4・9Vといった一般的な規格に加え、CR123、18650、21700などの業務用規格にも及ぶ。アウトドアや防災用途、あるいは産業機器向けとしても活用が見込まれる。

また、batzoneはリチウムイオン電池のほか、価格を抑えたニッケル水素充電池シリーズも展開する。自己放電やメモリー効果といったニッケル水素電池特有の課題を改善しながら、従来の市場価格から大幅なコストダウンを実現した。

さらに、ニッケル水素電池用として専用の充電器も提供され、単3・単4を同時に充電できる仕様となっている。この充電器は、batzone製品だけでなく、他社製のニッケル水素電池も充電できる。

batzoneの製品ラインアップおよび価格は以下のとおり。

JANコード製品名定価(税込)
6972443864560batzone リチウムイオン充電池 単4(4本入り) USB-Cケーブル付2,160円
6972443864263batzone リチウムイオン充電池 単3(4本入り) USB-Cケーブル付2,360円
6972443864348batzone リチウムイオン充電池 単2(2本入り) USB-Cケーブル付2,360円
6972443864355batzone リチウムイオン充電池 単1(2本入り) USB-Cケーブル付2,360円
6972443864331batzone リチウムイオン充電池 9V(1本入り) USB-Cケーブル付1,280円
6972443864362batzone リチウムイオン充電池 CR123(2本入り) USB-Cケーブル付1,680円
6972443864584batzone リチウムイオン充電池 18650(2本入り) USB-Cケーブル付1,980円
6972443864386batzone リチウムイオン充電池 21700(2本入り) USB-Cケーブル付3,280円
6972443864577batzone リチウムイオン充電池 単4(2本入り) ケーブルなし1,080円
6972443864270batzone リチウムイオン充電池 単3(2本入り) ケーブルなし1,180円
6972443864287batzone ニッケル水素電池 単4(4本入り) 800mAh1,080円
6972443864249batzone ニッケル水素電池 単3(4本入り) 1800mAh1,580円
6972443864256batzone ニッケル水素電池 単3(4本入り) 2500mAh2,180円
6972443864393batzone 単3・単4 充電器(1個入り) 4本同時充電1,580円

販売は2025年6月12日より、Amazonや楽天市場、カウネットなどを通じて順次開始される。

太平洋商事は今後、家電量販店やホームセンターなど実店舗での展開も計画。さらに、法人向けのB2B販売チャネル拡大や、回収ボックスの設置によるリユース促進など、製品ライフサイクル全体を視野に入れたサステナビリティ戦略も同時に進めていく。

(画像:太平洋商事株式会社)

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